FXで自らが保有するポジションが期待とは逆方向に値が動き、損失が発生している状況で決済する事を損切りといいます。　　

一方、利益が発生している状況での決済を利益確定、略して利確と呼んだりします。

相場に参加するに、私達が行う事はエントリーと決済しかありません。

今日は決済に的を絞って話していこうと思います。

利益が乗っている場面での利確。

早めに決済して安心するか、もう暫く握って利益を伸ばすか。

この判断は悩ましいと思いますが、タイミングは感情に任せてはいけません。

よく、エントリーする時は根拠を持ちなさい。といわれます。

ならば、決済にしても根拠を持つべきなのです。

もし貴方が利益を出し、あるタイミングで利確をしたとします。

利確をしたという事は、その場面以降、相場が反転し、保有ポジションを放置すれば今ある利益を減らしてしまうだろうといった意図があっての行動なはずです。

ある意味そうでなければいけません。

貴方が決済したポジションは、その後更に値を伸ばしていく可能性もあります。

むしろそのパターンのほうが多かったりします。

この場合、エントリーで勝って、決済では負けた。と言わざるを得ません。

こんな場面を減らせるよう、ひとつ大切な考え方があるので述べます。

相場に対し優位性のあるロジックがあったとします。

それは、ある条件を満たせばエントリー。というものだったとします。

そこでの最大限の利益を求めるならば、決済はエントリーとは正反対の条件になった時なのです。

つまり決済の条件が整った時というのは、次のエントリー条件と等しくなるものなのです。

いわばこれは、ドテン買いやドテン売りを繰り返すという事になります。優位性を最大限に高める方法です。

では今回の話のまとめに入ります。

ポジションの決済を行う判断は、仮にそこからドテン売買しても大丈夫と考えられるタイミングであるかどうか。です。

そこを一度考えてから決済しましょう。トレード成績の向上のために。