見出し画像

BeatmaniaⅡDXが上手くならならなかった(けどなりたい)話

ドーモ、音ゲー上手くならない男です
音ゲー自体は割と下手の横好きで結構遊んでいて、チュウニズムやらなんやらの別音ゲーを遊んでいる中、定期的にとあるゲームを思い出す
それが「BeatmaniaⅡDX」

このゲーム、実は昔々に遊んでいた事があり、そしてその中で心をへし折られたゲームの一つとなっていた

どんな音ゲー遊んでてもゲームセンターでパチパチボタンぶち鳴らしながらボタンをしばく快感だけをたまに思い出して、「やろうかな…」ってなって思い留まる
そんな日々を繰り返していた

そして先月?三十一作目の「EPOLIS」が稼働を開始
なのでなんか気まぐれにクレジットを入れたら…なんか面白かったので続けている

でも本当に上手くならない!なんでこんな上達しねえんだこのゲーム!

というわけで、そんな自分の遍歴と、かつて心折れた歴史、そして最近見えた希望を一緒に振り返りたい


ファーストコンタクトからファーストダイまで

ファースト・コンタクト

実はこれに関しては結構遅め
初めてクレジット入れたのは中学生だか高校生だかのこと、確かdistortedかな?が稼働してた頃だった気がする
音ゲーといえばDDRという当時の報道に踊らされたようなミーハーDDR少年だった俺は「そういえば遊んだ事ねえな」と思いながらクレジットを投入
結果はボロボロ まず押すボタンがわかんねえ
でもなんか聞いたことある曲(DDRのクソ遅曲のbagとか)はあるのでちょっと遊んだ
で、結果的に曲は完走できねえし音はなんかピロポロ変になるしで心底このゲームが嫌いになった
最悪の出逢いだったと思っている

でもなんかしこりだけは残った

二度目の出会い 家庭用遊ぼう

なんと二度目の出会いはそこから社会人になった後
なんか唐突にあの「ピロピロ変な音が流れるゲーム」のことを思い出し、「逃げちゃ駄目だ」と心に中のシンジ君が急に発露、そのまま何を思ったか環境を整え始めた
(実際“音ゲーの元祖枠”のこのゲームやってなくて「音ゲーめっちゃ好きなんすよね〜」みたいな感じのこと言うのに心の中の違和感みたいなのが結構ずーっとあった、ストリートファイター1クレすらやってねえけど「趣味は格闘ゲームです!」とか言っちゃう人みたいな感じ)

当時はまだそんなに高くなかったempressを定価ちょい高ぐらいで購入し、勢いで専用コントローラーまで購入
この時は2ヶ月ぐらいかな?結構遊んだと思う
で、この時確か五段?ぐらいまでCSEMPをプレイ
正直伸び悩みまくってて、なんでこんなむずいんだろと思ってた
この時のプレイスタイル自体が結構間違ってたというのをまざまざと実感したのは、そこから10年以上経った後の話だが、後で話すのでこれはこの辺で

で、調子に乗ってお金の使い方もあまり知らない若い男だった俺はアーケード仕様コントローラーを8万ぐらいかけて購入
これが原因で割とでかい挫折を味わうとも知らずに

クソデカアケコンとファーストダイ

現物が届いたがまず言いたいのは…重い!!!そしてデカい!!!

ありえんぐらいでかい もうなんかこうラジカセ肩に乗せて出てくる黒人のにいちゃんのラジカセぐらいデカい

いまでもデカいなって思ってる 知り合いの家に今は安置されてるけどデカすぎる

当然幅だけじゃなく厚さも何もかも変わってしまったため、環境構築が困難化
具体的に言うと、今パソコンデスクのキーボードラックに専コン置いて遊んでるんだけど、そんなとこに到底置ける重さでも幅でもないので、専用のデスクを買うは必定となってしまった

多分立ってやる環境作った方が明らかにいいんだけど、それもちょっとめんどくちゃい

まあそれが些事に感じるレベルで思ったことは

皿が…遠い!

ぶっちゃけまあアーケードと同環境ではあるんだけど、遠いし皿が高い 最初専コン環境に慣れきったせいか、皿の縁にめっちゃ指ぶつけるし…

お陰で(今でも)めちゃくちゃ苦手なお皿がさらに取れないようになった

六段どころか受かった五段すらもクリアできない状態に

高い買い物だった故、そのショックは結構大きくて、そのうち僕はこのゲームをやらなくなった
伸び悩み時期だったのももちろんある
難易度9とか全然遊べなかったしな

突然の再会と再開 そして今

EPOLIS、稼働開始前

2023年10月初旬、以前から「弐寺大好き!」って感じの友人から、以前辞めたゲームの新作「EPOLIS」が稼働すると言う話を聞いた
まあ正直なところこの時はこのゲーム多分人生通して二度と真剣には触らんやろなあ ぐらいには疎遠になってたので、話半分に聞いていたのだけど、その時に「稼働日一緒にゲーセン行こうぜ!」という話になった 
別にやってるゲームは音ゲー含めなんでもあったので、それに関しては快諾 今思えばこの「稼働日」という何かを後押しするバフがなければ今日こんな記事も書いてなかったんだなあと思うと、この友人には感謝しなきゃいけないかもしれない

運命の稼働日から、初日の感想

そうして訪れた稼働日
幸いそんなに人もいなかったので、ほぼ貸切状態でEPOLISを触る環境が測らずしも手に入った
あまりにも人もおらず、なおかつ隔絶されたような環境であったため、好き放題伸び伸びプレイすることが出来た
正直「あんまおもんなかったら別のゲームやって時間潰そー」ぐらいのテンションだったんだけど
なんか面白くてずっとプレイしてしまった

というのも、なんか最近のⅡDXは割と最近のボカロ曲やらアニソンやらがゴリゴリに入っていて、結構とっつきやすくなってる
急にだってコイン入れて時間制限ある中「I was the one」とか「不沈艦CANDY」とか「ヨシダさん」とか表示されてても何の曲かわかんないでしょ
プレビューもあるけど聞いてられる程の時間もないし
それがなんか「ちゅ、多様性。」とか今をときめく(若干古い)JPOPが入ってきてるわけですよ
ちなみに先週の追加曲は「可愛くてごめん」でした

そういう状況全部が手伝って、「ああ、このゲームそういえばこんな面白かったな」というなんかスポ根マンガの終盤みたいな精神テンションになることに成功。ここに一人の木端DJは復活の時を迎えたのである

三段・四段に受からない

そんな風に再開してからも結構楽しんでいたなか、かつてからのブランクを感じさせる最初の挫折がやってきた
それがこの「三段に受からない」という状況
もうね、最後で落ちちゃうの めっちゃむずい
で、ちょっと勘を取り戻したせいか三日目ぐらいでなんとか突破 よかった
だがしかし四段になって状況が一変

この四段、全部の譜面がそこそこ皿を回すことがある譜面になっている

当時のトラウマがまあまあ再発し、実際段位も結構落ちた
正直なところ、「また皿でコケるのか…」とちょっと思った節はあった
でも俺は諦めずスタンダードを挟みつつ段位を挑戦し続け、ついに四段を合格したのだ
43%ぐらいで

この辺でちょっと何かを悟る俺
多分、俺の遊び方は他と違うし、おそらく伸びない

チュウニズムを遊んでいた時、俺は何をやった?

同じ譜面への粘着は、却って悪影響を及ぼさなかったか?

そう、段位という一番見やすい数値を上げることが上達への近道だと(なぜか)勘違いしていたが違ったのだ
あくまで段位はついてくる結果であり、そこに行くまでの過程は、明らかに他のさまざまな曲から得られる経験値を貯めることでしか得られないものが数多くあったことに、今更気づいたのである
(今でも「段位の○○超えるための練習曲はこれだから、今日はこれをやろう」みたいな指標に則ってプレイしてはいるけどね、なんだかんだ「あの電柱まで走る」というプレイをするためのコンテンツとして段位認定は優秀だとおもう)

その上、段位認定粘着をすることで、俺はジャイロの乗る馬のごとく「自分から癖をつけまくりに行っていた」のだ
そしてジャイロの馬ほど優秀でもないので、それをやってもただただハマるだけ この合格時43%という数字が、それを物語っていると思う

ドラクエでボスに負け続けているのに、レベル上げをせずひたすらボスに特攻し続けるようなもので、あまりにも不毛どころか失うものすらある事をしていることを、「上手くなる道」と勘違いしていたみたいだ
そんな中出会ったのが…

STEP UPモードとの出会い

そう、俺の弐寺人生を180度変えたと言ってもいいモード、「STEP UPモード」との出会いである

このモード、何かというと「自分の適正難度〜自分にはまだちょっと強いぐらいの曲を20曲ほどピックアップしてもらい、それをやりながらミッションをこなす」みたいなモードなのである

あと、ⅡDXは今の音ゲーみたくスタンダードモードは三曲保証とかではなく、failedになるとそのままゲームが終了するという硬派仕様
しかしSTEP UPモードは違います
確定での三曲保証に加え、落ちた時の難易度調整で基本的には適正難易度でずっと遊ぶことができる
あと三曲保証が常についているというのが大きくて「ちょっと背伸びしてこの曲やろうかな」というプレイがかなり簡単にできる
(standardでもそれをできないことは無いんだけど、やろうとすると別途お金がかかっちゃう)

その上復習モードなんてのもあり、ピックアップした曲以外にも「この曲ちょっと詰めたいな」なんて願望まで叶えてくれる

そんな感じで今まで「なんか初心者向けのチュートリアルから始まるお金の無駄遣いモードだろ」と思っていたモードが、実は初心者どころか初級中級者も救ってくれる「弐寺進研ゼミ」なことがわかった俺は、このモードをガン擦りした
どんぐらい擦ったかというと、もう今回のSTEPUPの塔登り切って、今俺のアバターはCEOのクプロがひっついてる

その結果、出来なかった9の譜面とかがめきめきクリアできるようになり、自分で言うのもなんだが、結構ちゃんと上手くなった
その上で、上手くなる速度が「段位と知ってる曲適当にしばいていた頃」と比べると3倍ぐらい違って、上達=楽しいを感じやすい音ゲーなんでそりゃまあクソ楽しくなった
そんななか五段いけるんじゃね!?って挑戦してみたのだけど…落ちた

でもこれに関してはかなり前向きに捉えてる だって最初やったとき2曲目で死んだ段位の、4曲目ラス階段までなんとか行けるようになったのだ
後もう少し頑張ればいける
でもそれは段位じゃなくて、STEP UPなんだろう

そして現在

そうしてステップアップキッズとなった俺は、唐突に「ちょっと四段受けてみてえなあ」ってなって受けたのである
その時には「相変わらず皿への苦手意識はあるし、そんな変わんねえだろうな…」なんて思っていた
けど…
えっ全然ゲージ減らない…全譜面あんまむずくない…
egret  and willowとか60%ぐらい削られてたし最後はしんど…くない

そして…

!?

ステップアップすげえ!!!!

なんと四段達成率(いわゆるどんだけ叩けたかをきそう数値)が43%→83%の大成長
あのアホみたいにハマって余計な音がガンガン出たりしてた段位で、今の段位正直この出来事は、30超えても成長って存在するんだ!と人生への希望すら見出す出来事となった
ということで、今後もステップアップを続けていこうと思いながら現在に至る

もちろん、目的を持った練習をすることも大事だと思うけど、「初見譜面に動画見ずに突撃して死んでいい環境」が存在するのがそもそもでかいよねというお話でした

まとめ・最後に

こんな感じで30代音ゲー下手横おじさんの半生と最近の話をしたのだけど、本当に最後に希望が生まれてよかったと思っているし、作ったKONAMIは改めてすごいと思う 元祖でちゃんと面白いのは流石だ

ついでに言うと、そこまでに遊んでいたゲーム全てをかなぐり捨てて、今弐寺だけをひたすら遊んでいるので、色んなゲームが「積み」状態になった

そんなふうになってしまうぐらいには面白さと、上達の喜びが一身に詰まりまくったゲーム「BeatmaniaⅡDX」を、この機会にゲーセンで触ってみては如何だろう

最初はわけわかんねーボタンわかんねーつまんねーが先行するだろうけど、それが段々訳わかるようになってくるのがちょっと気持ち良くなるゲームだぜ

追記
今五段合格しました!!!やはりSTEPUPは全てを解決する

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?