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2世から見た新興宗教解体文書③~2世のリアル結婚事情~

宗教2世三部作、今回完結編です。

この記事は気が重くてなかなか取り組めなかったものです。悲しい過去を思い出して凹んでしまいそうな気がして。

でも書くことであの時の気持ちを昇華(消化?)させてあげようと思う。あの時どん底だったワタシに、未来は悪いもんじゃないよというメッセージを贈りたい。

そしてみなさまには、自己肯定感が地に落ちていたワタシでも、その後這い上がっていけた様を読んでいただいて、なんとなく希望?になっていただければと思います(笑)

マガジンでは三部作合わせて200円で販売しますので、そちらの方がお得です。宗教2世を経験して培った人生観、子育てで大事にしたいことなどを綴った解体文書、良かったらぜひお手に取ってください。

m(_ _)m

2世には避けて通れない問題。それは結婚。
親はね、そりゃあ教団の中で結婚してほしいと願っている。

しかし2世の方はそうすんなりとはいかないのです。教団の中の結婚がいいものじゃないって身を持って知っているので。

布教で子どもは放っておかれ、家族でいる時間なんてほとんどなく、それなのにたまにお父さんとお母さんがそろったと思ったら夫婦喧嘩。ワタシの場合はそういう感じだったので、結婚生活に夢も希望も感じられなかった。

そんなにイヤだったのなら自分だけでも脱会して、普通に恋愛結婚すれば良いんですけど、ワタシには到底できるとは思えなかったんです。

いや、両親がかわいそうとかそういうんじゃないんですよ。そのころには父も母も教団に対して
ん?と思うところがあったようで、昔ほど熱心な信者でもなくなっていたし、子どもにも強制しなくなっていた。

ただ、生まれた時から異端として見られてきたワタシとしては、教団内もさることながら、外の世界も安心して生きてける世界だとは思えなかったんです。

いじめられたし気味悪がられたし、偏見の目で見られてきたし。

例え脱会してもこんな宗教上がりのワタシなんて誰も受け入れてくれないだろうという恐れが染み付いていたんです。

そこで若かったワタシの考えた、たったひとつの解決策がこれ。

教団内のマッチングで結婚して、少しづつ教団からフェードアウトしていこうという作戦でした。

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