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買うつもりはなかったのだけれど (9)~古民家の耐震診断~

輪島の大地震をみて、うちの古民家は大丈夫かという不安が起きていると思う。また、家族友人その他、他人からの「お前の好きな古民家とやらは大丈夫なのか」「古い家はつぶれるんじゃないか」といった圧力を感じているかもしれない。
そこであせってその辺の工務店に相談すると、現在の工法の建物に適用する基準でもって耐震診断をしてくるだろう。古民家は壁が少なく、足元も固めていないのでまず不合格だ。現行の基準に合うよう壁だらけにして地面もコンクリで固めて…なんて案を出してくるか、もう古いから潰して建て替えましょうや、という方向に誘導してくる可能性も高い。大地震のたびにこういう不勉強な業者のせいでどんどん古民家が潰されているのだ。

実は、古民家の構造に合わせた耐震診断の方法があるのだが、専門の業者でないとできないらしい。その辺の事情に詳しいサイトをみつけたので紹介したい。

壁量だけで判断する現行の耐震診断に比べると、費用も手間も掛かるのでお手軽ではないようだが、きちんと現状を分析したうえで対策を考えることができるのはとても貴重である。

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