箱根駅伝4区は1年生が好走する区間である

以前に箱根駅伝において1年生の区間順位を調べましたが,今回は3区に続いて4区についてそれぞれの学年の割合などを調べてみました.検証は現行の距離となった第93回以降の大会となります.4区はこの間142人の選手が走り,2人の留学生選手が走っています.

1年生 17人 平均 10.82位
2年生 31人 平均 11.00位
3年生 46人 平均 10.56位
4年生 46人 平均 10.85位

1位から5位
99回 吉居駿恭 5位
97回 佐藤一世 4位
97回 石井一希 5位
96回 中西大翔 3位
94回 𠮷川洋次 2位

6位から10位
98回 石塚陽士 6位
96回 河田太一平 8位
94回 髙橋翔也 10位

11位から15位
99回 柴戸遼太 12位
98回 分須尊紀 15位
93回 松尾淳之介 12位
93回 阿部弘輝 13位

16位から20位
99回 馬場賢人 16位
99回 鈴木健真 18位
99回 新井友裕 19位
97回 佐伯陽生 19位
93回 川澄克弥 17位

4区において平均順位が最も高いのは3年生となります.3区と比較すると4区では学年ごとの平均順位の差が小さくなっています.1年生で好走した選手で2,3,4年生で4区を走ったのは石井選手と中西選手と吉川選手となりますので佐藤選手以外は一度は4区を走っていることになります.そのため,なぜ1年生が平均順位が良くなるかという疑問に対しての答えとしては1年生が大きくブレーキすることがあまりない(99回以外)ことが平均順位の高さの要因となるでしょうか.7,8区と比較すると集団走が多く,強烈なアップダウンがないことが7,8区よりも平均順位が高い要因となっているでしょうか.今回は以上となります.お読みいただきありがとうございました.

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