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習慣が変われば性格、運命が変わる。魔法の習慣➀~はきものをそろえる

マザー・テレサの言葉です。

言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。 
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
正確に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。


また、ナイチンゲールも同じようなことを言っています。

習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。

 自分の人生をすぐに、急に変えよう、良くしようと思っても、なかなかできません。
 着実に一つ一つ良い習慣を身につけるほうが、遠回りのようでいて、近道です。
 特に「よい」習慣は身につくと、それに裏打ちされた行動が、「全人格」として表れてきます。習慣自体が、「その人、そのもの」と言えるかもしれません。
 
 私自身はまだまだ、ごつごつといろんなトラブルにぶつかりながら、凹みながら暮らしています。でも、いろんな先人の言葉、行動から学び、少しは身についた習慣、あるいは、効果があった(良い人生につながった)と思える習慣も増えてきました。
 そのおかげで、トラブルを小さくしたり、立ち直りが早くなったり、そして、ネガティブな思いを引きずらずに、前を向けるようになりました。
 そんな「人生を変える魔法の習慣」を、これから、いくつか紹介していきたいと思います。
 よかったら、お付き合いください。

履物(はきもの)をそろえる 

 まずは、家。玄関です。
 大きく言うと、2つのよさがあります。 

一つ目は、「心が落ち着く」ということです。

 帰宅した時、家族の靴も含めて、履物がそろっておいてあると、不思議と心が落ち着きます。ちょっとネガティブな気持ちを抱えて帰って来ても、靴がそろって置いてあるだけで、そして、それを目にするだけで、気持ちが回復します。ある意味、救われた気持ちになります。

「心は、まわりにあるもの(環境)に似てくる」

と言われます。
 靴をそろえることは、ほんの数秒でできます。
 毎日、玄関で目にする履物がそろっているだけで、心にいい影響があることを実感しています。

 二つめは、「自分の状態を振り返る」ということです。

 日常生活の中では、履物を履き替える機会はかなりあります。
 玄関、トイレ、公共施設内の出入り、誰かのお宅訪問・・・。
 最近、気付いたのは、自分仕事や生活で気になることがあって、頭がいっぱいだと(心が落ち着いていないと)、必ずと言っていいほど、履物の置き方が乱れるということです。
 履物にまで、意識が行かないという感じでしょうか。
 心、ここにあらず状態になっているからだと思います。
 そういえば、 曹洞宗を開いた鎌倉時代の道元禅師や永平寺の修行の中の教えとして「履物をそろえる」が伝わっているそうです。
 「脚下照顧」という言葉もあり、「足元を照らし、顧みよ」という意味だそうです。他に対して理屈を言う前に、自分の足元をよく見て、自己を反省しなさい、と言うような感じでしょうか。
 
また、私の好きな詩に次のようなものがあります。

はきものをそろえる (藤本幸邦~長野県円福寺住職)
はきものをそろえると心もそろう 
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと  
はくときにこころがみだれない
だれかがみだしておいたら 
だまってそろえてあげよう
そうすればきっと   
世界中の人の心もそろうでしょう

 毎日の習慣として、家の玄関の履物だけは、出入りする時にそろえるようにしています。
 
 次のレベルとして、ホテルや旅館、公共施設(トイレ)、宴会場で、履物(スリッパ)をそろえることを意識、習慣にしてみたいなあと思っています。
 
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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