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人を見る力~私の視点

「まさか、この人が?」
「いい人そうで、犯人ではないと思っていた」

ミステリー作品を読むと、よくだまされる経験をします。
作者のミスリード、書かれた人物描写からの第一印象、読む中で見えた人間関係から予想してなど、様々な要因があります。
そして、思い込みによって、物語の人物について見誤っていたことを発見します。

では、実際の現実世界ではどうでしょうか?
どうやって、目の前の人の事を判断しているのでしょうか?
うまく、相手の事を理解しているでしょうか?

相手の事を知るのには、かなりの時間、関わり合う機会が必要ですが、それでも、理解するためのポイントのようなものがあります。
私は、次のようなことを目安に、相手の事を理解したり、判断していたりします。
 
➀その人の周りにどんな人がいるか?

その人だけでは判断しづらい時があります。
特に出会って間もなかったり、関わる機会が少なかったりした時です。
短い時間であれば、人は、ある意味、言動をごまかすこともできます。

いわゆる、

いいところを見せたり、美辞麗句を並べたりできるからです。
そんな時、「その人の周りにどんな人がいるか」は、その人となりを知る大きな情報源になります。「類は友を呼ぶ」と言われます。

気が合う人でないと、疲れてしまうので、一緒にいる時間を長くできません。

だから、価値観が同じ傾向にある人が、その人の周りに集まることになります。よって、気になる相手の友人やどんな人と付き合いがあるかを知ったり、見たりすることは、人を判断する時の有力な方法の一つになります。
 
②「静かな自信」を感じられるか
 
言葉ではうまいことを言うことはできます。
良さをアピールもできます。
ある意味、言葉だけではごまかせます。
それこそ、ミステリー作品のミスリードと同じです。
あまりに良さなどのアピールが大げさすぎると、嘘くささを感じます

本当に良い商品、皆にとって必要な商品であれば、口コミで広がります。
それと同じで、アピールしなくても、よいものであれば自然と広がっていきます
良い人であれば、いいうわさも広がります。
むしろ、自信がない、良さが少しかないと思うからこそ、必死にアピールするのかもしれません。

本当に自信がある人は、あまり自分のことをアピールしません。

アピールしなくても、周りの人がついてきてくれるからです。
自信があるからです。

 
良さをアピールしまくるということは、逆に言うと、自信がないから。
何かを隠そう、ごまかそうとしているから。
アピールにうるさい人は、要注意かもしれません。
 
③言行一致しているか
 
言っていることとやっていることが一致しているか。
言葉ではいくらでもいいことを言えます。そして、ごまかせます。
しかし、実際に行動をしているか?
あるいは、人知れず何かをしているか?

例えば、「社会をよくする」と声高に、社会の欠点や制度の悪いことを指摘する人がいます。
それも大事な仕事かもしれませんが、社会をよくしようと、熱い志は秘めつつも、黙々とごみ拾いをしている人の方が、信頼感があります。
特に、アピールのため、人に認めてもらうためではなく、誰かが見ていなくても、善行を積んでいる人は信頼できる人である可能性が高いです。
 
④その人自身が幸せそうか
 
「信じる者は救われる」と言われます。
宗教でも、スピリチュアルな考え方でも、あるいは家訓や有名人の名言など、人を支えるものはたくさんあります。
それで本人が幸せになっていればいいですが、逆の場合も多々あります。
 
例えば、苦行のようになったり、家族に迷惑をかけたり、それをしないと大変なことになると「恐れ」が動機になっていたり。
いくら「いい話」であっても、話をしているその人が幸せそうでなければ、やはり、裏があるのではないかと慎重になります。
 
⑤相手の名前の呼び方~呼び捨てにしない

相手が年下だとか、部下だからと言って呼び捨てにせず、「~さん」と呼ぶ人はそれだけでかっこよく見えます。
素敵な感じがします。そして、実際に、人格者が多いです。
また、人によって呼び捨てにしたりしなかったりではないということは、相手によって態度を変えないということにも通じます
 相手によって態度を変える人は、裏表もありl信頼できにくいです。
 
まとめると・・・
1 その人の周りにどんな人がいるか
2 「静かな自信」を感じるか
3 言行一致しているか
4 その人自身が幸せそうか
5 相手の名前の呼び方~呼び捨てにしていないか

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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