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パーフェクトヒューマンの孤独

 凸凹していても、組み合わさることで、一つの絵ができる。
 凸凸だったり、凹凹だったり、角の無いものだったり。
 背景の色の時もあれば、重要な絵が描かれている時もある。
 全く同じものが 2つあってもはまらない。
 たとえ背景の色のピースでも、なければパズルは完成しない。
 全て必要なピース。つながってこそ、絵ができる。 

 サッカー日本代表の岡田武史元監督。
 いろんな批判(誹謗中傷?)をされる中でも、毎回立派な成績を収めています。
 そんな岡田さんがメンバー選考で、ベテランと呼ばれる選手を入れている理由を語っていました。

「プレーの上手さや身体的な強さは若い人の方が優れていても、それまでの 
 経験やチームの一体感を増していくには、試合に出場しないとしてもベテ 
 ランの存在が大きい」

 選手本人がどう思っているかは微妙な問題ですが、全体、チーム、まとまりで考えるとしたら、その人がいるからこそ~(プラス)と言えることが多々あるなと思いました。
 昨年のカタール大会でも、森保監督は「全員がレギュラー」と言っていました。カタールという酷暑の地での消耗を考えれば、毎試合、固定したメンバーが出続けるのは無理があります。また、どんなにすごいエースがいても、一人では勝てません。エースをサポートする周りの選手がいてこそ、輝けます。

 考えてみたら、職場でも家族でも同じです。
 苦手なことがあるにしても、自分の得な事、スキルで役に立てる・・・
こんなうれしいことはありませんし、「武器」にもなるし、それが自信にもつながります。
 さらに、互いに助け合って仲も深まります。

 「パーフェクトヒューマンの孤独」

 なんでも自分一人でやれる、「できる人」。
 もしかしたら、ほめられたくて、認められたくて、がむしゃらに頑張って「できる人」になる(なろうと無理をする)と、「優秀」な人かもしれませんが、心の中は寂しいのかもしれません。 
 相手に助けを求め、違う何かで自分を活かせる人の心は、しなやか、なのかもしれません。

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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