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頓馬の極み!

おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「嗚呼…もう寒くて何もやる気が起きない」

部屋で一人、僕は愚痴をこぼしました。だって、本当に寒いんですよ。マジで。そら日中は温かいですよ、今年は暖冬と言われているくらいですから。

「だけどさあ~朝晩は寒いじゃん。そこを何とかしたいわけですョ!」
分かりますぅ?
僕の申し上げたいこと、分かりますぅ?

ってな訳で、本日は外出せずに、部屋で過ごすことに決めました。

今日も自由に生きて行こう!


時刻は午前8時。
室内はガンガンに暖房をかけています。
とりあえずnoteを書き終えたので、朝ごはんを食べます。
コタツから出た僕は半纏を羽織ると、フカフカのスリッパを履いてキッチンへ移動しました。

「寒いぢゃないか」

外と同じくらいの気温ではと疑ってしまうくらい、キッチンは寒いです。
とりあえず鍋に水を入れて、IHをON! お味噌汁を拵えます。
冷蔵庫から豚肉とキムチを取り出します。フライパンを置いてIHをON!
その間にケトルに水を入れて、スイッチON!

「主食を温めないと…」
僕はもう一度冷蔵庫を開けると、タッパーに入れてある白米を取り出し、電子レンジのスイッチをON!

キッチンは寒いので、一旦、部屋に戻った時でした。

「バン!」

突然、目の前が真っ暗になりました。
そうです、容量オーバーでブレーカーが落ちてしまったのであります。

「面倒臭いなあ」

僕は脱衣所のドアを開けると、背伸びをしてブレーカーの電源スイッチをON!

瞬時にして明かりが戻りました。


「いたたたたッ」

左のふくらはぎが攣りました。
こうなると、しばらく動けません。
僕は洗濯機に左手を置きながら、フリーズ!
試合中にハムストリングスを痛めたサッカー選手のように、僕はフリーズしています。

普段、全く運動をしていない僕がダメなのです。阿保なのです。

ってか、単にブレーカーの位置が高すぎるのです。
「だったらさあ~椅子とか使えばいいじゃん」
僕の脳内にそんな言葉が浮かびました。
「分かっとるワ!」
僕は瞬時に浮かんだ言葉を、脳内から追いやりました。
脱衣室もキンキンに冷えています。

寒い。寒いです。ここはノルウェーなのか………。


「バン!」

またブレーカーが落ちました。
そうです。ブレーカーをONにしたら、すぐに必要のない電源を切らないとならないのです。

だけど僕は左足のふくらはぎが攣っていて、まだ動けない。

これぞまさに、頓馬の極み!

今の僕は、爺さんより頓馬かも知れません。
寒さと虚しさと悔しさから、僕の全身が震えています。

「嗚呼…自由を手にいれるには、孤独を受け入れる必要がる。今日まで僕は孤独と向き合い、上手に生きてきた。だけど、こうして脱衣室において、洗濯機に支えられながら俯いているこの無意味な時間…ブレーカーのスイッチを2回も落としてしまう自分って、果たして本当に自由を手に入れたのであろうか………」

僕は熱くなった目頭を親指で押さえました。


ようやっとふくらはぎが正常に戻りました。
まだ違和感は残っているけど。

再度ブレーカーのスイッチをON!
とりあえずIHを優先し、ケトルとレンジはOFFにしました。

久しぶりに頓馬な朝を迎えてしまいました。

思い出すだけでまさに黒歴史。

本日の記事はここまでとさせて頂きます。

最後までお読み頂いたみなさま、誠にありがとうございました。


まずは風呂上がりのストレッチから始めよう思います。



【了】


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