ねこってこんなに可愛いの? 第14弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
過日。何となく近所を歩いていると、いつの間にか夕暮れ時になった。
「夕日さん、今日も楽しく一日を過ごせました。感謝申し上げます。だけどネ、僕の楽しみはここから始まると言っても過言ではなのですョ」
夕日に向かって言ったあとで、後ろに気配を感じました。
僕に霊感はないけれども、何かを感じて一番に気づく能力は、昔から備わっているのです。
「フッ…背後から迫るとはまさに卑怯千万。のしてくれようぞ!」
僕は勢いよく振り返りました。
そこにいたのは、野良猫でした。
「嗚呼…久しぶり。確かこの前もここにいたね。元気だったかい?」
僕の問いに野良猫が「ニャッハ」と鳴いた。
そう、この子は少し高い声で「ニャッハ」と鳴くのだ。
前回と同じ場所で再会とは、やはり僕には猫の『ニン』が備わっているのだと再確認しました。
「ところで君は本当に野良猫なのかい? フサフサした毛並みと君の落ち着きぶりから想像するに、到底野良猫には見えないんだけどサ」
僕の問いはあっけなくスルーされた。
夕日に照らされながら、僕を見上げてくる野良猫。
もうこれ以上の癒しが、どこに存在すると言うのだ!
もう言葉はいらない。ってか、そもそも言葉なんて猫を前にしては不要なのである。
僕の念が通じたのか、この子は僕に歩み寄ってくれました。
前回は失敗した挨拶を、僕は実行することにしました。
僕はマスクをあご下までさげると、人差し指をこの子の鼻に近づけました。
するとこの子は、僕の匂いを、挨拶を受け入れてくれたのです。
「うれぴー」
調子に乗ってそのままモフろうとするも、空振りに終わりました。
さすがにまだ早いですよネ!
だけどこの後も、僕はこの子としばらく一緒に過ごしました。
夕暮れが色を失うと同時に、この子も去って行きました。
まさかこんな癒しの時間を、天が提供してくれるとは思いもしませんでした。
「蒼天よ…我が心を癒やして下さり、誠に感謝致します。TAKAYUKIはいつ何時も天命に従い、天命を受け入れます。万歳、万歳、万々歳🙌」
帰宅したあとで、僕は蛸の酢の物と烏賊のお刺身をアテにルービーを飲みながら、優雅な晩酌となりましたとサ。
「猫って最高。乾杯!」
【了】
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