ねこってこんなに可愛いの? 第11弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
残念ながらアジアカップはベスト8止まり。
まあ仕方がない。これを教訓にして自分たちの所属クラブに戻り、大いに成長して欲しい。
「将棋の飛車角落しのように、アジアレベルでは9人で十分戦えるわ」
みたいに逞しい監督・コーチ陣の成長も願いたい。
もうアジアで苦戦するのは昨日でお・し・ま・い・ネ!
なんて上から目線で書いてみた。
過日。実家の庭でキャンプ用の椅子に座った僕は、ぼーっとしていた。ただ単に半分口を開けてぼーっとしていた。おじいさんにも負けないくらいの日光浴。
それくらい快晴でポカポカ日和なのだ。無風で小鳥たちもウトウトしている。
「にゃッ」
僕の少し前で、野良猫が小さく鳴いた。
「どうした? 今日はやけにツンデレが発動しているじゃないか」
まるっとした背中を見る度に、両手を使ってモフりたくなる。
先ほどからこうして道路を見つめている野良猫。何かを狙っているのかも知れない。
「こうして君の後ろ姿を見ていると、武士のような落ち着きさえ感じるゾ」
僕の問いに、野良猫がわずかに反応した。
「お腹は減っていないか? あとでツナとささみのハーモニーを買ってくるよ。それまで僕と日光浴を楽しもうではないか」
「にややッ」
今度は少し長めに鳴いた野良猫。単なる日光浴が、野良猫がいるだけで大いに癒される。
これこそ、日々の生活の中にある小さな幸せというのだろう。
きっと…きっとネ!
いつの間にか、僕は寝落ちしていた。野良猫がいなくなっている。
僕は椅子から立ち上がると、大きく伸びをした。
茜色に染まりつつある夕日を見ながら、僕は大あくびをした。
どこに行くわけでもなく、自宅の小さな庭でこんなにもリラックスできるなんて、最近の忙しさにかまけて忘れていた。
「そうだ、今夜は庭でキャンプをしようではないか!」
思い立ったら即行動!
まずはホームセンターで炭と薪と着火剤を購入。
次いで大好きなスーパーマーケットに赴き、ステーキ肉、しいたけ、ブロッコリー、海老、烏賊、蛸、あさり、帆立を購入した。
もちろん、ルービーとレモンサワーもネ!
「なんか夕暮れなのにテンションが上がってきた!」
一人興奮状態のまま、僕は自宅に向けて車をうんならかした。
うんならかしたと言っても、ちゃんと法定速度と交通ルールは順守しておりますので、どうかご安心を。
自宅に到着。
とりあえず冷蔵品は冷蔵庫へ閉まった。
そして僕はお風呂に入った。
湯船に浸かりながら、僕は段取りを考える。
いつもより長く湯船に浸かり、大汗をかこう。そして飲みながら火を起こし、まずステーキ肉を焼いて、次いであさりと帆立を焼き、さらにアヒージョを拵え、〆はパスタにしよう。
アヒージョから魚介類の美味しいお出汁が出ていることでしょう!
お風呂から出た僕は、柔軟体操をした。一応これから高カロリーを摂取するので、せめてもの運動として行った。
僕はルンルン気分で玄関のドアを開けた。
いつの間にか雨が降っていた。
「なぬッ」
僕は雨に負けじと段取りを開始するも、雨が大雨に変わった。さらに風も出てきて、気温もグッと下がった。
僕は雨に打たれながら、天を見た。
「天よ…天はなぜ我を見捨てたのだ!」
僕はあの名作映画、「ショーシャンクの空に」の主人公のように、両手を天に向かってかかげながら、大いに天を呪詛した。
「あかんあかん。風邪を引いてしまう」
僕はもう一度お風呂に入った。
そして、普通にリビングで夕飯を食べたとサ!
【了】
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