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勇気と正しい道

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

本日はとらねこさん企画、文豪へのいざない第21弾、《勇気と正しい道》について、晴天の下で書かせて頂きます。

過去の作品は以下よりお読み頂けます。


僕は正真正銘のヘタレで勇気を出そうとすると、胸のあたりがキュッとなって呼吸が浅くなり、本来のパフォーマンスを発揮できない事が多いのです。

例えば意中の人を食事に誘う時、僕の緊張はMaxに達します。
「お、お食事に行きませんか?」
僕の両手はニスを塗ったかのようにテカテカ状態で、自分の早い鼓動を感じて、さらに緊張感が高まります。

「本当に? 冗談でしょ?」
意中の人が、右手で自分の口元を隠した。

「か、空威張りだと思うのですか?」
僕の呼吸は浅くなり額に汗を感じながら、お願いだから、こめかみから汗が垂れないようにと心の中で願う。

「空威張りなんて、TAKAYUKIさんて面白い人ね!」
って言われて嬉しくなって僕の鼓動はもっと早くなるのだけれども、結局僕の勇気を出したお誘いは成就しなかった。

遠回しに断られていることすら、僕は気づきませんでした。

つまり、極限の緊張状態で勇気を出しても、成果は乏しいと実体験から感じます。
なので、何気なくでいいのです。
例えば仕事を終えて事務所から駐車場まで歩いている時に、「美味しい天麩羅屋があるんだけど、行く?」ってな感じでいいと思うのです。

すると、「行く。天麩羅って美味しいよね」って返答があるかと存じます。

その後、お互い結ばれた時に、「嗚呼…あの時、何気なく食事に誘わなかったら、今の僕たちは存在しなかったね。そうだよね。勇気に乾杯」みたいになるのです。

なので勇気を出すという行為は、結果的にしか分からないのかも知れません。


また正しい道はどのルートを通るかで決まると考えております。
目の前に2本の道があります。

まず左側の道には、沢山の足跡がついています。道も整備されていて街灯もあり、自動販売機も見えます。

次いで右側の道ですが、足跡は全くついてなく、道も凸凹があり、街灯すらありません。自動販売機もここからでは見えません。

左右どちらの道も、正しい道です。

みんさんはどちらの道を通りますか?


僕は右側の道を通ります。
理由は簡単です。
左側の道を歩いても、面白くないからです。

沢山の足跡がついた左側の道を通っても、道中に何があるのか、ある程度理解している自分がいます。安心安全の道を通っても、何の変化もないでしょう。

そうすると普段の日常と変わらないので、途中で飽きてしまいます。するといつの間にか正しい道からそれてしまう可能性すらあるのです。
無事に到着したところで、すでに大勢の人たちの1人にしかカウントされません。


僕は右側の道を歩いて行きます。道の凸凹が激しく、思うように歩けません。さらに街灯も無いので慎重に歩いて行きます。喉が渇いたけど、自動販売機がありません。何より足跡が全くついていないので、正直不安です。

だけど、誰も通っていない道だからこそ、僕はこの道を歩いて行きたいのです。だって道中に何があるか分からないじゃないですかあ。

それにもしかしたらこの先、坂道や近道があるかも知れない。大きな街灯が僕を照らしてくれるかも知れないし、無料の自動販売機があるかも知れない。
何より、わくわくドキドキできるじゃないですかあ。

さらに自分が開拓者として進むことで、次の世代にバトンタッチすることも醍醐味ですよネ!

無事に到着した時、見える景色はきっと見た事のない素晴らしい、自分だけの景色として記憶されることでしょう。

それがいつの日か振り返った時に、「嗚呼…あの時勇気を出して右側の道を選択し、苦しかったけど歩き続けて正解だった。ありがとう、勇気よ」と思えるのです。


これからの人生も、『勇気と正しい道』を経験・体験しながら成長して行きましょう☆彡



【了】

https://note.com/kind_willet742/n/n279caad02bb7?sub_rt=share_pw



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