令和6年能登半島地震

金沢大学将棋部 前主将の磯崎です。
まずは2024年1月1日に発生しました令和6年能登半島地震にて被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

金沢大学将棋部の部員は多くが帰省中だった事もあり、幸い人的被害・影響はありませんでした。しかし北陸出身者の多く地元の方々に幾度も支援協力頂いている弊部としては凄惨な被災地の現状に心を痛めると共に自分達の無力さを悔しく思うばかりです。

一通のDM

そんなときに番井(3)のXアカウントに一通のDMが届きました。

金沢大学将棋部　番井さん

【金沢大将棋部の皆さまに寄付金を送りたく思います】
【返信は安全が確保できるとき、余裕のあるときで結構です。返信いただかなくても全く構いません】

お世話になっております、早稲田大学将棋部のIと申します。
昨日の地震の報をうけて連絡いたしました。将棋部の皆さまも、新年早々に大変な状況と思います。

早速ですが標題の件について、この度の災害をうけて、私自身の預金より皆さまに対し寄付金を送りたく思います。

突発的な提案であり、その点困惑させてしまうかもしれません。また、出過ぎた真似であることも重々承知しております。
ですが、金沢大さんは先日の学生王座戦はもちろんのこと、大学将棋でしのぎを削ってきた間柄ですから、何か力になれることはないかと考えた次第です（早稲田大学将棋部としてではなく、あくまで私個人としての行為であることをご了承ください）。

被害規模の大きさに比して本当に微々たる額となってしまうのですが、物的被害が生じた際の修理費等、将棋部の皆さまの活動にとって少しでも足しになれば幸いです。どんな用途に使っていただいても構いませんし、詳細をご報告いただく必要もございません。

(中略)

一刻も早い復旧とみなさまの安全をお祈り申し上げます。何卒よろしくお願いいたします。

早稲田大学 I

早稲田大学将棋部で2年前の王座戦では大学を優勝に導いたI様より個人的に寄付の提案を頂きました。

金沢大学将棋部としてこれまでI様と特別交流があったわけではないのですが全国大会でしのぎを削ってきた間柄としてこのような提案をして頂き、大学将棋の素晴らしさを感じると共にI様に対しての感謝でいっぱいになりました。

その後
・寄付を受け入れる
・まだ部の被害状況が分らないため寄付金が残った場合は金沢大学将棋部として各種団体に寄付する
以上の旨を伝えました。
I様はこれを快諾。

ご返信いただき誠にありがとうございます。
寄付を通して少しでも皆さまのお力になれるとしたら幸いです。

(中略)

SNS等を通じて、様々な形で支援の輪が広がっていくとしたら嬉しく思います。

(中略)

皆さまが日常生活や将棋部としての活動を取り戻され、また全国大会の舞台で盤を挟める機会を楽しみにしております。

宜しくお願いいたします。

早稲田大学将棋部　I

その後、I様より寄付金を頂きました。具体的な金額は伏せますが相当に大きな額でした。責任を持って有意義に使いたいと思います。本当にありがとうございました。

各種寄付

最後に各種団体の寄付の情報を紹介して終わります。
①石川県、日本赤十字社石川県支部及び石川県共同募金会の災害義援金の受付

②Yahoo!基金
クレジットカードやTポイントで寄付ができます。

支援の輪が広がっていきますように