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スウェーデン便り(日本映画祭編)


こんにちは、スウェーデン・カールスタード大学に留学中の上野です。

世界的にコロナが猛威をふるっているようで、毎日ニュースを見ながら不安に感じています。
日本のみなさんも、世界に散らばっている留学生のみなさんも無事に過ごせるように祈っています。



さて、 私は最近ようやく就活について真剣に考えはじめたのですが、
クロアチア生まれイギリス育ち台湾と日本でちょっと仕事して、スウェーデンの大学でオンライン講座とっている友達と話していて、
日本で生まれ育ったからと言って、日本で就職しなくてもいいよなぁと気づきました。




そこで、スウェーデンで働く日本人の話を聞きたくて、つい先週、カールスタードから北に電車で3時間ほどの小さな街(Leksand:レクサンド)で開催された日本映画祭に行ってきました。

今年で6年目を迎えるこの映画祭は、日本人妻とスウェーデン人夫の国際結婚をした夫婦が主催しています。
この旦那さん、ただただ日本人の奥さんと2人の子どもたちのために映画祭をはじめたそうです。初めは無料映画上映だけだったのが、今では空手やお茶の先生なども呼び、大使館の人もはるばるやってくる大きなイベントになったそうです。

今年は『天気の子』や『カツベン‼︎』をはじめ、7本の映画が夜中まで上映されていました。

年に1度のこのお祭りには、スウェーデン在住の日本人だけでなく、レクサンドを中心に、スウェーデンの各地から1000人ほどが集まります。
レクサンド自体はコンビニもないほど小さな小さな街なので、これは一大イベントなのです。


私はやってきた人たちに折り紙や習字を教えるボランティアをしたのですが、アニメや漫画の影響で日本語がわかる子ども達の多さに驚きました。


ちなみに私はスウェーデン語はほとんど話せませんが、英語だけで子どもからおばあちゃんまで意思疎通できたので、ここでもスウェーデンの英語教育のレベルの高さを感じました。

来年からは1年おきの開催となるらしいので、運良く
その年にあたった留学生はぜひ行って欲しいなと思います。



私は映画祭の最中に20人ほど日本人と会うことができ、また、その夜はこのご夫婦のお家に泊まらせていただき、スウェーデンに住むようになった経緯や仕事など、貴重な実体験をたくさん聞くことができました。

スウェーデンが好きで来た!!という人ももちろんいましたが、それはすごく少数で、スウェーデン人と結婚して…なんとなく応募した仕事が通ってもう20年…など
気づいたらここにいた、という感じの人が多かったです。

 

私が得た結論としては、点と点は後でつながるから、とにかく今やりたいことをやればいい!!というものでした。

将来のことを考えて就活をするのはもちろん大事だけど、不透明な将来のことを考えすぎて老後まで楽しく過ごせないのは人生もったいないので、今を大事に、後少しのスウェーデン生活を楽しみながら将来について考えようと思えた日でした!



では、映画祭のことを紹介して終わりになりますが、今回はこれで!

みなさんのブログも楽しみにしています!
体調管理に気をつけてお過ごし下さい!