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燃ゆる富士 Burning Mt. Fuji

拝啓
中と外の寒暖差に服装を悩ませる季節がやってまいりましたが皆様お変わりないでしょうか。

出発の時が参りました。
別れというものは寂しさの反面、いつも当たり前のように周りにいてくれる友達や恋人や家族の愛に一層強く触れられる機会なのですね。この数日でひしひしと実感いたしました。わざわざ私のために集まってくれた同期たち、声をかけてくれる先輩後輩、別れを惜しんでくれた全ての人々への愛が溢れて出国を渋るところだった、危ない。
流石に家族に空港で見送られた後感極まり、目から液体が溢れんばかりでしたが危機一髪、煙が目に染みたのだろう、と上手く誤魔化せました。えへ
平常心平常心と唱えるものの、灰が受け皿に命中しないのは少なからずの動揺なのかしら。
この自分勝手で我儘な決断がどんな未来を見せてくれるのだろう。緊張と期待に波打つ全身で海外を見て、学んで、得るものを得て舞い戻ることを、夕日が照らす富士山頂に誓います。なんて縁起の良い出国!絶景です。1ヶ月間、一皮ずる剥ける姿をどうぞ見守っていてください。今まで並ならぬ力を注いでくださった全ての人へ感謝を込めて。
敬具

飛行機の翼のすぐ右にちょこって顔出してるのが富士山です。Only Japanese superb view wins.

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