漂泊の人

身の回りの半径約5メートルのできごと、つい思ったことをつれづれなるままに書き綴りたいと…

漂泊の人

身の回りの半径約5メートルのできごと、つい思ったことをつれづれなるままに書き綴りたいと思います。

最近の記事

箸を持つ手は譲れない!(右利き帝国レジスタンスその2)

1回戦は、鉛筆を持つ手を右手に「矯正」されてしまった。親が次に私に求めてきたのは「箸を持つ手」だ。 鉛筆を持つ手は確かに右手で書けるようにはなった。しかし、左利きにとっては違和感しかなく、読みやすい字を書くことがどうしてもできない。ゆっくり書くと時間がかかり、早く書くと読めなくなった。ストレスフルだ。 そこに箸の持つ手がきた。朝昼晩、箸を持つ手を右手にするように言ってくる。最初は右手で箸を持とうを挑戦したが、そもそも箸というのは持つにもちょっとしたコツがあり、スプーンを持

    • 右利き帝国へようこそ 鉛筆を持つ手の洗礼(右利き帝国レジスタンスその1)

      いきなり「右だ、左だ」と言われても、右、左がすぐにわからない自分がいる・・・ 私は生まれつき左利きだった。書く、はしやスプーンを持つ、ボールを投げる、バットを振るなど、すべて左 今の人は、左利きでもそのままが当たり前。正直、うらやましい。しかし、昔は、今からは考えられない常識があった。数十年前、左利きは「ぎっちょ」と呼ばれ、「矯正」すべきものとされていた。ものを書く、はしを持つなど、生活のすべてが右利きを当然として作られていたからだ。 当然、親は、まず、鉛筆を持つ手を右

      • 財布の中のゼロサムゲームに勝者はいない

        ゼロサムゲームとは、各プレーヤーの得点と失点の合計がゼロ、つまり、誰かが得点を稼げば他の誰かが失点する仕組み。プレーヤー間の実力差が大きくなれば得失点差も露わとなる厳しいゲームだ。 私は、給料日にいつも3万円を財布に入れている。月給を、家計と自分の小遣いに厳密に分け、小遣いが足らないからといって家計には絶対に手を付けない、これは十数年来変わらず自らに課したルールだ。病気になっても医療費は小遣いから出す。大きな買い物に備えて小遣いの余りをわずかながらもプールしてきた。 失わ

        • 怪しげなメールがおもしろい?

          怪しげなメールをよく見ると、とてもおもしろい。 スマートフォンには、毎日どころか数分ごとに様々なところからメールが届く。送り主とタイトルで必要なメール以外はほとんど無視するのだが、実は定期的に一覧を眺めるフォルダがある。いわゆる「迷惑メール」フォルダだ。世間的には迷惑メールは無視するのが一番で、誤って開いてはいけないと教えられる。常識的には全くそのとおりだ。だから、私も迷惑メールは一切開かずに定期的にすべて削除している。 しかし、迷惑メールというのは、受け手にメールを開か

        箸を持つ手は譲れない!(右利き帝国レジスタンスその2)