見出し画像

東京で香港を味わう。香港贊記茶餐廳@飯田橋

先日、台湾に行ってまいりました。
初めての台湾、またアジア圏への旅が久しぶりだったため、街中に漂う八角や香辛料の香りに「これこれぇ!!」とテンションが上がりました。
帰国してからも興奮冷めやらず、多国籍レストラン巡りをしております。

以前、東京でドイツ料理店へ行った記事を書いていたのですが、今回も備忘録を残したいと思います。

ディープ&ディープな香港料理店。
香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャーチャンテン)
茶餐廳とは香港式のカフェレストランのことで、様々な香港グルメを味わうことができます。
台湾に行った際にたまたま香港料理をいただいたのですが、なんとなく選んだ西多士(サイドーシ-)が笑っちゃうくらい美味しくて忘れられず。
東京で味わえる場所がないかな?と探してやってまいりました。

飯田橋駅A5出口からすぐ
周囲のビル群の中で、ひときわ異彩を放つ店構えにグッときます。

平日14:00頃に来たのでお客さんは他に1組だけでした。
お店の方は全員が香港の方かな?と思いますが、日本語で話しかけてくれます。

メニューはすべて日本語併記ですが、なにしろ量が多いので事前に予習しておくと良いと思います。

これはメニューの一部です

ところでアンパンマンだとメロンパンナちゃんが好きなのですが

こころ やさしい おんなのこ。だれでも メロメロになる メロメロパンチを つかう。おねえちゃんの ロールパンナが だいすきだけど、なかなか あえなくて さびしく おもっている。

アンパンマン「なかまのしょうかい」より

メロメロパンチすごくないですか。異性だけでなく同性、そして老若男女問わずに有効。
かといって可愛さやその愛嬌だけを全面に出すわけではない。アンパンマンのピンチには勇敢に駆けつけるし、頭から分泌されるメロンジュースで人を癒すこともできる強さと優しさ。お姉ちゃんのロールパンナちゃん(メロンパンナちゃんより後に生まれているけどお姉ちゃん)とは暮らせない事情があるという陰もあり。とても魅力的なキャラクターです。
そのメロンパンに似た菠蘿包(ポーローパウ)エッグタルトをまずはいただきます。

菠蘿包は「パイナップルパン」という意味です。表面がパイナップルに似ているからとのことで、「メロンっぽい」とか「パイナップルっぽい」とか、国によって感覚が違うのは面白いですよね。
薄いクッキー生地が乗っているという点では同じなのに、こちらはパイナップル味のような気がしてしまう不思議。
バター付にしたらバターが強すぎたので、プレーンでもいいかも?と思いました。冷たかったのでテイクアウトして温めて食べてみたい。
エッグタルトはパイ生地のものしか食べたことがない!という人には新感覚だと思います。卵強めのプリンがクッキー生地に乗っている感じです。とても美味しい。見た目に反して甘さは控えめです。

そしてホームページにも「食べるべき一品/サテビーフ麺」と大きく掲載されているサテビーフ麺

インスタント麺の上にサテソースという甘辛いソースで炒めた牛肉が乗っているという非常にシンプルな麺料理。
麺に対してソースが少ないような気がしましたが、ノンノンノン
非常に濃厚で白米が欲しくなりました。

お次はチャーシューと皮付き豚バラ

豚バラの脂身が「脂身だよ!!!」と主張してくるのですが、パリパリの皮と赤身部分の旨味がバランス良く、とても美味しい。1個でいいかな・・・と思いつつも、つい手が伸びてしまう癖になる逸品です。
かたやチャーシューは脂っぽさがなく歯ごたえがあります。甘めかなと思いつつ、下に敷かれたキャベツと食べると良い塩梅。

さて、お目当ての西多士です。
西多士は香港式フレンチトーストのことで、フレンチトーストの間にピーナッツバターを挟んでから揚げて、その上に思いっきりハチミツをかけ、バターを乗せるという冗談みたいなデザートです。

カロリー爆弾

ナイフで切るとサクッと小気味よい音。すごく甘いんだろうな?と思いながら恐る恐る口に運ぶとピーナッツバターの塩気のおかげでちょうどいい。本当にいい仕事をします。さらにフワッとバターの香り。
笑っちゃうくらい美味しいです。
仲間と「これはやばいねぇ」と笑い合う時間もまた良い。
ちなみに台湾で食べた西多士はこちらなのですが、お店によって見た目も様々なようです。

中国語が飛び交う店内、食べたことがない料理の数々。一瞬、本当に現地に来たような気分になります。まだまだメニューはたくさんあるので、何度も通いたいお店です。

追記:再訪しました

大好きなエビワンタン麺
エビワンタンにはプリップリの海老がたくさん入っていて、スープさっぱり。香港らしいこの細麺が最高に美味しい。これだけで満腹になるボリューム。

大根餅の炒め物
大根餅がもちもちしていて美味しい。これもかなりボリューム満点。
これは日本でもありそうな味つけで食べやすいと思います。

先日いただいた西多士はピーナッツバターを挟んでいましたが、今回はカヤジャム。自家製カヤジャムフレンチトースト
香ばしく少し塩っ気を感じるピーナッツバターの方が好きかもしれません。甘いもの好きの方はカヤジャムの方がおすすめ。

前回は菠蘿包(ポーローパオ)が冷えていたのですが、今回はなんと出来立て!ランチョンミートエッグポーローパオをいただきました。
こちらも絶品!!ポーローパオのほのかな甘味とランチョンピートのしょっぱさがたまりません。12:30頃に焼き上がるそうなので、その頃に行くと出来立てをいただくことができます。

この記事が参加している募集

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?