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コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

どんな本か?(内容の概要)

本書は以下の3部構成となっています。

  1. コンサルの基本技

    • 論点思考や仮説思考、フレームワーク(PEST、アンゾフ等)等の基本的なコンサルスキルの解説

  2. 超一流のコンサル技

    • 超一流のコンサルタント(大前研一氏、南場智子氏)のエピソードを交えながら、より尖った、ハイレベルなコンサルの技術や思考の解説

  3. コンサルを目指す、コンサルを超える

    • コンサルファームの採用基準などのコンサルを目指す人に向けた解説

    • コンサルの枠を超えたビジネスパーソンになるための能力(洞察力、共感力、人間力)の解説

    • 社会課題に目を向けるべき理由の解説

どんな人におすすめか?

  • 自身のスキルやキャリアに悩んでいるコンサル含む社会人

  • コンサルを目指す学生/社会人

  • コンサルのスキルが気になる人

どんなシチュエーションでこの本が使える/役に立つ?

コンサルを目指す人やコンサルのスキルが気になる人は第1部の内容を理解するだけでかなりの勉強になると考えられます。
これほどコンパクトながらしっかりしたコンサルのスキルの解説は見たことがないです。

ただ最も響くのは、おそらく自身のスキルやキャリアに悩んでいるコンサル含む社会人の方ではないでしょうか。
私がこの本に出合ったのは某ファームに在籍していたときですが、当時社内で「この本はすごい!」と話題になり、シニアマネージャーからおすすめされて読みました。
当時、それなりにロジカルに調査や資料作成はできるし、プレゼンをする機会もあったのですが、どうもイマイチお客さんに響いているのかわからない、ということに悩んでいました。マネージャーからは特にダメだしされることはないのですが、お客さんから積極的に頼られるかというとそんなこともない、いてもいなくてもいいようなコンサルになっている気がしていました。
そんな悩みを解決してくれたのがこの本で、自分に足りていないのがEQだったり人としての軸だったり、、、一言でいうと「人間としての魅力」なのだなぁと痛感しました。
その後ばっちり解決できているかというと、はっきりYES!とは断言できないですが(笑)、クライアントの反応が良くないときはこの辺に問題があるんじゃないかなぁ、と再点検するきっかけとなった本です。

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