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2023年映画ベスト10

こんにちは。2023年も終わりですねえ。

今年は時間があったのもあって、劇場で数観たいなと思っていたのですが、見逃したものも多々ありました。。無念。その中でもベストはこんな感じです。



10.CLOSE

映画としてめちゃめちゃ好きだった、という訳ではないけど、近しい人を無くした人の折り合いの付け方、向き合い方がほぼ出尽くしていてそこが良かったなと記憶している。自分と向き合うことを余儀なくされた映画だったな。
詳しくはこちらに感想書いてます。


9.キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

友達と試写会で観たのだけど、終わって第一声が「お金かかってたねー。。。」だった。まじでスケールがでかい。出演者が大物しかおらん。
面白かったけど、さすがに3時間もあると中だるみはしていた。個人的優勝者はリリー・グラッドストーンとロバート・デ・ニーロ。リリー・グラッドストーンの聡明さ、儚さでエロ過ぎてずっとドキドキしていた。ロバートデニーロに最低野郎やらせたらピカイチ。豪華な最低野郎の中でぶっちぎりで無双していた。

8.ザ・キラー

よかった!デヴィッドフィンチャーだから暗いだろうということで劇場で観たのだけど、Netflix制作映画だからAmazonとかコカ・コーラとか普通に出てきてびっくりしてドギマギしてしまった。
中だるみ感は多少あったけど、孤独のグルメっぽくて好きだった。フィンチャーっぽいなとは思わなかった。

7.  Everything Everwhere All at Once

これは衝撃的でしたね。最初何がなんだかわかんなくて、わかんないうちに終わってしまった感があったのでもう1回観に行きました。 
アクションも演出もすごくて、たのしー、すげーと思いました。あと私自身、あの時あの選択をしていたら。。。こっちの道に行っていたら。。。とあれこれ思いを馳せることが多いため、お母さんの気持ちが痛いほど分かって辛かったけど良かった。
だから途中まではすごく好きで楽しく観てたんだけど、結論が「愛があれば大丈夫!」みたいな感じでガッカリしたのを覚えている。娘は現状に満足できずに自死したいと思う程苦しんでいたはずのに、結局ずっと優しく見守ってくれていた恋人や仲違いしていた母親がいて嬉しー、ハッピー!では、現状を打破した訳ではないんだな…と思った。大風呂敷広げた割りに回収フェーズでこれ?という感じは否めなかった。
親子愛、恋愛、どんな愛でも良い!愛があればOK!本当にそうなのだろうか。人は人から与えられる愛からしか生きる活力は得られないのだろうか?すべての人間がそうなのだろうか?
もちろん物語は非常に個人的なものなので、この映画の結末にケチをつけたくはないが、モヤモヤはした。

6.オオカミの家

とにかく、ぶっとばされた感覚。2Dと3Dの融合がすごすぎて、クリエイティビティってこういうことなのか…と圧倒された。どれくらいの時間と労力とアイディアがつぎ込まれているのか、計り知れない。ストップモーションだから常に何かが起きていて、お化け屋敷の中を歩いているようで楽しめた。
もう劇場でやることはもしかしたらないかもしれないけど、これは多くの人が観てほしいな。。。と思った。そのぐらいすごい作品。


5.Barbie

今年1番話題になっていたと言っても過言ではないですね。Twitterでほんとうにたくさんの議論を巻き起こした印象ですがやいのやいの言う前に、まず本当にエンターテインメント性に溢れる楽しい映画を作ってくれてありがとうと言いたいですね。Barbieのサントラ、今年何度聴いたか分かりません。音楽もユーモアも最高で、一緒に行ったパートナーと「楽しかったねー!」って言い合いました。
議論のタネになることは、制作陣も望んでいることかもしれないし、この世を良くしていくために必要なことと思いますが、「だからバービーはだめだった!」とか「クソ映画だ!」みたいなのは本当に違うなと思う。フェミニズムの教科書じゃあないんだから、映画は個人のストーリーなんだから、社会じゃないんだから、何が良いとかダメとか究極ないんだよなあ、と思いました。おわり

4.トップガン・マーヴェリック

トップガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!やばすぎ!!!!すごすぎ!!!!!もう1回観たい!!!!
トム・クルーズ、死なないか本当に心配。トム・クルーズは死なないとしても、若手の役者さんも全員スタントなしでやってたのすごすぎるよ。飛行機の中は狭いから、カメラの画角とかも役者自身が調整してたんだって。飛行機の操縦と画角調整いっぺんにやるとかやばすぎるよ。あっぱれ。感服。

3.スラムダンク

スラムダンク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!やばすぎ!!!!!!!!!!!!!!
開始10分からずっと泣いてた。あれはポルノ映画。ファンを喜ばしてくれてありがとうね。ありがとうね。
あれだけの大名作、今から映画作るってなって、声優変更など騒動を乗り越え、あれだけのものを叩き出すとは‥‥ありがとう。


2.Renaissance: A Film by Beyoncé 

ビヨンセのライブドキュメンタリー映画。
これ以上のものってあるのか?3時間3000円で敷居は高いけど、観終わった後はそんなことどうでも良くなるレベル。もう1回観たいなあ。
ビヨンセの哲学、過程、成果物、生活、全てを惜しげなく見せてくれる。「演者観客含め、すべての人が自身を自由に表現できる安全な場所を作りたい」と言っていて、そしてそれを実際に実行していて、かっこよすぎて涙が出た。
演者一人ひとりにフォーカスを当てていく中で、臨月くらいお腹が大きいバンドメンバーが楽しそうに演奏している姿が印象的だった。彼女の妊娠を自分のことのように喜び、お祝いするビヨンセ。出産によるキャリアの中断の辛さ、もどかしさを経験しているからこそ、ステージに立ち続ける選択肢を与えることができるんだろうなあ、、とか思って、しびれた。
ダイアナロスやその他道を切り開いてきてくれた先人との共演シーンや娘をステージに立たせる決断をするシーンも印象的だった。先人から受け継いできたものを、娘や下の世代に託す。その決意を感じられた。
上映館少ないし高いけど、ぜひ、ぜひ観てください。

1.Aftersun

1位は絶対に絶対にアフターサン!!!今年はアフターサンの年だったと言っても過言ではない。
3回観た。詳しくはこちらに余すことなく書いています。
計算し尽くされた画、ロケーション、役者、脚本、小物、すべてが最高。

こんな映画が撮れたら、どんなに良いだろう。と本気であこがれる監督です。長編は今回が初めて。初めてでこれ????理解が追い付かない、天才すぎるよシャーロットウェルズさん…。


今大森キネカでやってるみたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜひ!!!!!!!!!!私も多分行きます。




では、よいお年を!


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