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クラッシュ(1996)

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デヴィッド・クローネンバーグ監督。 カンヌ映画祭でその評価が賛否真っ二つに別れた問題作。CFプロデューサーのジェームス・バラードと妻のキャサリンはある日、出張で空港へ向かう途中ハイウェイ上で正面衝突事故を起こす。相手のドライバーは死亡。助手席に乗っていた女性ヘレンはジェームスと共に病院に担ぎ込まれる。やがて回復した2人だったが、彼らは事故の衝撃を通して思わぬ性的興奮を感じていた。そんな中、事故の体験により新しいエクスタシーを開拓した人々がいる事を知った彼らは、次第にその世界にのめり込んでゆく……。 allcinema ONLINE


クローネンバーグ監督作品の中でも群を抜いての変態性を感じる、この「クラッシュ」。


コレが好きだとは言いにくいけど、、、

大好きです!


でもって、何と!!

来年、1月29日に4Kで上映されるとのこと(≧∀≦)

鬼才クローネンバーグの問題作 カンヌ受賞「クラッシュ」 4K無修正版公開

凄く嬉しい!!!

DVDもほとんどなくて、他のクローネンバーグ監督作品はBlu-ray化されているのに この「クラッシュ」は なかなか、ならないなーと残念だったので上映後のBlu-ray発売も期待しちゃいます。

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「クラッシュ」

おそらく10代最後の頃に観たんじゃないでしょうか。 それはそれは衝撃的でした。

クローネンバーグ監督というのをはっきりと認識した映画でもあったと思います。


内容はさらに衝撃的で理解できないものでしたが、その後、何度も見返すほどの魅力がありました。

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車の事故に性的興奮と注目されますが、もっと違う印象なんですよね、車の事故だけの事ではない印象なんですが表現が分からない。。

倒錯やフェチズムの極地とまではいかなくても、そこに近しい感覚へのトリガーとしてのクラッシュ。 

フェチズムや倒錯も性的興奮の内ではあるだろうけど、より精神性の強い事柄だと思うんですよね。。。


何だかワケの分からない私の気付かなかった扉を開いてくれたのかもしれません。

そして映画の中で強烈に感じる、傷や医療器具へのフェチズム。

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他のクローネンバーグ監督作品の中でも感じますが、そこが私にもツボだったりするんですね。

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もうこのキズも素敵なセンスで使用されております( ´艸`) 

そう、キズの延長とは言いませんが、スカリフィケーションや身体改造などが魅力的に感じるのもその性だと思いますし、歯科強制器具なんかも付けてる子は凄く可愛いく見える。


メガネもその1つかも。

このメガネに気付くキッカケも凄くはっきりしてて、ずいぶん前に 所さんとイザム君と上原さくらさんが出てた『所的 蛇足講座』って番組で様々なフェチを紹介してるときに、メガネのフェチに気付いたのを覚えています。


そんなフェチズムと倒錯全開の作品。

私的ツボのこの女優さん、美しさと、何事にも動じず冷めた雰囲気がとても素敵です。

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この場面もかなり印象的で髪のうねりも完璧。


多分、この映画は好き嫌いはもちろん、それ以前の感覚として分からないって人も多いと思いますが、おかしな感性をくすぐってくれる作品でもあると思います(^_^;)

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1月が楽しみ…。


追記:シーバースが2021年2月に初Blu-ray化!

来年はクローネンバーグな一年なのかもしれません♪ 

『シーバース』


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