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キングスマン(2015〜2021)

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ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。


マナーが紳士を作る。 

マナーが人を作るでも。今年のスローガンにしたい。

ジェームズ・ボンドでスパイづいてるとこへ「キングスマン」の新作が公開となり、全然前知識もなしに見てみた次第です。

面白くないわけがないだろう、と安心していましたが 想像よりハッチャケていて良かったです。

*以下シリーズ通しての感想でややネタバレあるかもしれません。

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シンデレラボーイのエグジーの成長と師匠のハリーとの友情、切れすぎるアクション、弾ける○○○、プリンセスのキスは桃の味。

一作目の後半からラストにかけての展開にはビックリでしたが、非現実的な描写で重くならないし、勢いあってすごく良かった。

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スキャナーズもビックリな花火大会。

大オチもトンデモナイ穴末で。マナーマナーと言ってるくせにちょいちょい下品なトコもあってそれも面白かった。

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おしり探偵も紳士だし、紳士とおしりは…。

で2作目。

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ポスターで展開が分かっちゃうのはいいのかい?と思うけど、いいです、ハンバーガー食べて忘れます。

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2作目ではエグジーはすっかりキングスマンの一員になっていましたが、友情も仕事も突然と…。

悪役も前回より強烈でしたが、囚われのエルトン・ジョンも強烈でした。

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2作目ではキングスマン以外の諜報機関ステイツマンがメインで、そのスパイたちも凄腕揃いのようでした。

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果敢に1人、敵と戦うウイスキー。すごくカッコいいのに、このシーンの出だしはシュールな感じで好きです。

2作目ではホントにエグジーがシンデレラで、やっぱりプリンセスのキスは桃の味で。

そして忘れてはならない、マーリン。

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一番の場面だったかもしれないです。

でファーストエージェントへ。

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こちらは前2作と印象が違いました。

予告編でもワチャワチャしてたし、そんな感覚で観に行ったら。

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時代背景をしっかり反映させて、史実を織り交ぜながら、親子のドラマとしても見ることができました。

キングスマン6

レイフ・ファインズの厳しくも優しい眼差し。

愛するがゆえに厳しく制限してしまう。 手放すことも愛だとは分かっていても一度失ってしまった人には難しい事。

キングスマン7

溢れる正義感と勇敢さは戦争を前にして虚無になってしまう。 サヨナラさえ言えなかった。

この親子の葛藤と戦争の描写は悲しいけど、とても大切なメッセージのようにも感じました。



とはいえ、キングスマン。

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それだけではなかった。

ラスプーチン! もっと見たかったラスプーチン!

アンタが大ボスじゃないんかい!?ってくらいにインパクトあるのに違うんですねぇ。 ラスプーチンで押し通しても良さそうだったのに。

アクションは戦争場面も、より現実的な感じが多くてそれはそれで迫力があり良かったです。

全シリーズ通して、キャラクターが皆濃くて、俳優さんたちもすごく豪華で、設定やアクションがハチャメチャでカッコよく、それでいて、どこまでもエレガントに。

年末年始にふさわしいシリーズでした。


ファーストエージェントのラストもラストで

!マーリン?! と思ったらよく似たあの人でした。。。似過ぎです。


ちなみに『オックスフォード公の俳優さんは 007のMで、ハリーポッターのヴォルデモートだよ。ラスプーチンはルーナのパパだったよ。』とパートナーに伝えると、驚愕していました。

全然違うじゃないか…! と。


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