ふと、昨夜YAGURAの過去回の動画を見てみました。

これは2020年10月に開催した「KINEMAS CAMP ACOUSTIC」という企画。僕らがYAGURAの会場である「一色の森キャンプ場」に初めて行った日の記録です。まだYAGURAじゃない頃。vol.0といった感じでしょうか。

コロナ禍真っただ中で、とんでもない閉塞感に世の中が包まれていた時。「野外なら、今まで通りに演奏できるのでは」と、その第一歩として作った一日です。

この日にキャンプ場のオーナーの南條さんとも初めてお会いして。そのまま設営して演奏したんだと思います。

思えばあの時一歩踏み出せたから、今の活動があるなと思うと・・・開催して良かったと、とても思います。

この日のライブは、KINEMASと、いとまとあやこのメンバーと太郎さんと久保さん（かぼそブルーズ）の4人組・PARTY CLUB。

そしてその後病気で亡くなってしまった後藤雪絵との、３組での公演でした。

あれからもうじき、４年が経ちます。

高山から遊びに来てくれたお客さんのお子さんたち。きっともっと大きくなってるんだろうなあ。

思えば随分色んな事をやってきたな、と。振り返りながら、でもこの地道な道のりが、例え多くの人に知られていないとしても、確実に一つずつ、自分を成長させてきたと。2020年の自分には2024年のYAGURAは作れない。一年ずつどころか、一日ずつ。地道だった本当に。笑

それは多分20代の頃からそうで、音楽をずーっと続けてきたから。20代ならともかく、30代から40代にかけて、そうやって毎年活動を積み上げられるバンドはとても少ない。メンバーの中でのバトンの渡し合いもありました。

最早かなり特殊な部類のバンドだと思うけど笑、長い長いウサギとカメを、カメのままでいいからずっと、自分が進みたい道を進んでいけるように。今年も一日一日牛歩スタイルでやってみます。

去年は9月ごろにスタートさせた協賛金の募集を、今年はもう開始しました。

本当に去年は皆様のご支援に大変助けられました。今年も9月末まで受け付けています。全ての収支が私の肩に乗っていて、毎年一人でそれを支えるのは大変苦しいです笑。是非一緒に担いでください。笑

例えずっと、誰にも知られず、評価されず、見向きもされずに歩いていた道のりだったとしても。この先誰かがそれを知ってくれたら、それはその出会いまでの長い散歩のようなもの。何かを目指すとか、続けるってことは、そういうことだと思う。

ずっと続けてきたという事実は、嘘をつかない。未来を約束するのはいつでも難しいけど、何事もやってみないとわからないですよね。

【YAGURA】
名古屋・京都・東京・兵庫（ハチ北）に在住のメンバーから成るバンド「KINEMAS」主催のキャンプフェス。2021年より、岐阜県高山市・荘川（しょうかわ）「一色の森キャンプ場」にて毎年開催。今年4年目。2024年10月12日（土曜）・13日（日曜）開催。（11日（金曜）に前夜祭計画中）

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