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字幕制作ソフトで学習する2つのメリット

みなさん、こんにちは!今回は「字幕制作ソフトで学習する2つのメリット」についての動画を視聴し、激しく共感する部分がたくさんあったので、みなさんにも共有させていただきたいと思います。動画の中でも話されていましたが、昔の字幕翻訳スクールでは字幕制作ソフトを使って学習するなんていうことはまずありませんでした。今から15年くらい前の話ですが、私が当時通っていたスクールでは、基礎コース~実践コースまで3つのコースがありました(今はスクールのシステムが変わり、2コースのみになったのですが、当時は3つコースがありました。名前がうる覚えなのですが、確か基礎の次は実務コースだったかと思います💦)。基礎コース→実務コースと進み、ようやく実践コースにたどり着くと、字幕制作ソフトを使った練習がカリキュラムに組み込まれていたのですが、それでもコースの中では2~3回しかありませんでした(1回目はソフトの使い方のレクチャー、2回目と3回目はハコ割りの練習)。ただ、そのスクールでは、希望すれば1回(確か)30分で字幕制作ソフトを自由に使わせてくれました(予約制)。使いたい人は、スクールまで行ってPCを借りて作業をすることになるので、遠方の人にとってはなかなかハードルが高く、字幕制作ソフトを使いこなせるようになるまで時間がかかっていたような気がします。

字幕制作ソフトを使って学習するとどんなメリットがあるのか?1つは、やはり、自分の考えた字幕が映像にのるとどう映るのかを確認できること。翻訳だけに気を取られていると、意外と字面的に読みにくかったり、微妙に登場人物のキャラとズレていたりしても気が付きません。でも、字幕制作ソフトを使えば実際に字幕がのった状態で映像を確認できるので、おかしな点に気づくこともできますし、読みやすい字幕かどうかも確認できます。
また、ハコ割りも自由自在にできるので、1つのセリフの表示時間が短すぎて読みづらい、といった場合は2つのハコを1つにまとめることもできますし、逆にハコが長すぎて映像に表示される時間が長すぎる、なんか不自然だと感じれば、そのハコを2つに分けることもできます。私自身、よくあることなのですが、字幕翻訳で「ん~どうもここ訳しづらい」と感じる時、ハコを分けたりまとめたりしていじってみると、急に訳しやすくなるということがあるんです!そして話者の話すスピードによっても1ハコあたりの制限文字数が変わってきます。例えば、ゆっくり話す話者で、しかもセリフとセリフの間に間(ま)があったとします。セリフを言い終わるまでの時間は4秒。セリフはこんな感じ。「I… I didn't know.」これを1つのハコにすると、制限文字数は、4秒×4文字=16文字。これしかないセリフを16文字分に肉付けするのって、なかなか大変だと思いませんか?このような場合、私だったらハコを2つに分け、「だって私…」「知らなかったんだもの」のようにしてしまいます。「だって」とか「だったんだもの」の部分はストーリーの流れに合わせて付け足した、という設定です。ちょっと分かりづらい例だったかもしれませんが、自分でハコ割りのバランスを考えて作業ができるというのも字幕制作ソフトのメリットだなと思います。そしてこれも大事→実際のお仕事では字幕制作ソフトを使うので、学習の段階で使い慣れていた方が断然いいですし、学習の段階で本番さながらに練習できるので、あとが楽です!
私が視聴した動画にご興味があれば、ぜひこちらも見てみてください!

https://www.youtube.com/watch?v=yCVfW3q2LfM

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