徳島部会レポート20170709

本日も以下の流れで研修会を行いました。
各学科ごとに座学→篠原先生による講義と実技→各学科ごとに実技

篠原先生の講義内容は「本治法」についてです。
経絡治療はよく中医学と混同されがちな所があります。
しかし、考え方や手技において全く違います
中医学はその症状別に経穴を用いて鍼灸治療をします
経絡治療は患者さんの主訴から寒熱や虚実を考えて、経穴を選穴し手技もそれに応じて鍼灸治療をしていきます。

陰虚熱証、陽虚寒証、肝実オ血証に関してそれぞれ手技の違いがあります

①陰虚熱証では陰が不足して上に熱が停滞している、少々、熱があるところに熱を抜いてあげるのも良い:「置針や知熱灸、導引」

②陽虚寒証では陽気が少なく冷えている、また陰も陽も不足した状態:「浅刺、直接灸」

③中に熱がこもって外は冷えている状態:「置鍼、灸頭鍼、導引」

経絡治療は上記のように、症状にあわせて手技が変わります。

特に寒は他の証と違い、刺激量を誤るとすぐにドーゼーになります。
その為、繊細な手技が必要になりますが、この中でも経絡治療が得意とする分野です。

経絡治療はその患者さん一人一人にあわせて手技や刺激量を調整することにより、すぐにでも治りにくい症状も継続していくことにより、少しずつ身体の変化がみられる良い治療法だと思います。
また、オーダーメイドのような治療法により、他の整骨院や整形とは違う、独自の特色がだせるのも良いところだと思います。

私は徳島で経絡治療を受けるまではずっと慢性的な酷いアトピー性皮膚炎でした。
最初は痒みも酷く夜も寝れず、ギックリ腰を過去にした経験もあるため、腰痛など色々な辛い症状がありました。
しかし、経絡治療で継続的に治療していくうちに、少しずつ身体の変化がわかりました。
ずっとあった痒みの頻度も徐々に減り、痒みで目が覚める頻度が徐々に減ってきたり、慢性的な腰痛も前ほど酷くなくなりました。
経絡治療は優しい治療なため受ける側も受け入れやすく、また気持ちもリラックスできます。

今回の講義で様々な疾患に対して手技や刺激量で、対応できる経絡治療は凄いと改めて実感した勉強会でした。

徳島部会では、一年間のカリキュラムを通して指導しております。
年間スケジュールや内容については以下のURLを参照してください。http://keiraku-toku.wixsite.com/home
http://keiraku-toku.wixsite.com/home/join

また、入会問い合わせは下記事項をご記入の上、<keiraku.toku@gmail.com>までメールでご連絡ください。
・お名前
・生年月日
・E-mail
・TEL
・学校または卒業校
・鍼灸臨床年数
〈その他問い合わせ〉徳島部会事務局まで 
〒770−8024徳島県徳島市西須賀町中開45−2おおうえ薬局治療院内
TEL:088−669−1676

以上で本日のレポートを終了します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?