木曜会レポート20171019

本日も以下の流れで実技を行いました。
実技→類経の輪読

今回の実技はまず全体的な流れをスムーズに行うこと、仕上げの鍼は硬穴を緩める形で実技を行いました。
以前から書いてますが私は緊張したり焦ったりすると、どうしても手がぎこちなくなります。
常に落ち着いてできるように、鍼の動作を気持ちゆっくりめで意識しながら、スムーズに行えるように鍼を意識して実技に取り組みました。
今回のペアの方の主訴が右肩の挙上時や回旋時痛でした。
触診の際に背部〜腰部にかけての張りがキツい為、そこを緩めるようにしてみました。

類経は脉色類の第十二を輪読しました。
第十二ではまず脈の状態と病症が一致してれば良い言われます。
木火土金水で例えば、『木』→『土』時に間の『火』を挟まず乗ずる事(相克関係)を『鬼賊』と言います。
その伝わる間の『火』の所を『間蔵』と言います。
古典では一般的に『木』→『火』や『火』→『土』のように伝わる形で起きる病は比較的に治りが早いです。
しかし先ほどの『鬼賊』は『蔵』を隔てての病な為、完治に時間がかかります。

また、春や夏は陽気は盛んになります。本来なら脈は『浮で大きい』のが正常です
これが四時に逆らって『痩せて小さい』になります
秋や冬は陰気が盛んになります。本来は『沈んで細い』が正常になります。

これが四時に逆らって『浮いて大きい』になります。

風熱の時は『熱』がある為、本来なら脈は軽く触れただけでも動いているはずが、『静』となります
このように病気に対して脈が順ではないのもよくありません。

日頃、肩凝りや腰痛などが主訴の場合に相生関係で起きた『虚』での治療は比較的に早く完治する事が臨床においても思います。
しかしアトピー性皮膚炎や糖尿病などの内臓疾患で相克関係に関する病は根気よく定期的な治療が必要となり完治までに時間がかかります。
今回の内容を通して、『鬼賊』に関する事は日頃の臨床の現場でもみる事もあり話を聞いてて勉強になりました。

https://youtu.be/UUBNfQZwcWo

以上でレポートを終了します。


毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:15類経輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
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