木曜会レポート20171109

本日も以下の流れで勉強会を行いました。
実技→類経の輪読

今回の実技は一定のリズムで一連の流れを最後までするを意識して実技に取り組みました。
最近、自分自身が患者のモデルとして治療を受けてみて感じた事ですが、痛くない鍼や熱くないお灸を一定のリズムでテンポよく受けていると、気持ちがリッラックスできて気持ちが良いと思いました。
また、気持ちが良いということは、ツボに対する反応も良い方向に傾きやすいのではないかな?と、自分自身がお灸でも鍼でもリズムよく上手にできた時にそう思う事がありました。
だから、今回は時間内にきっちりリズムが乱れる事なく、一連の流れをスムーズにできるよう意識して実技に取り組みました。

類経は脉色類第十四回を輪読しました。
第十四回では人の脉気は、天地といっしょに陰陽の成長や伸び縮みをします
ここでは成長や伸び縮みの事を「巻舒」と言います
また太陽の気は「穀ウ」の時期におうきして、60日後、脉は溢れるように大きくて長くなります。
ここでの太陽の気とは「季節」が関係してます。
穀ウは下記の図のように24センキに分類します。
・立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒

小陽の気は冬至から始まります(冬至~立春)
この時は陰気が特に高まっています
脈は長くて數いです。

陽明の気は雨水から始まります(雨水~清明)
この時は陽気は増えてきてますが、まだ充分に陽気がないため、脈は浮いてて大きいですが短くなります

太陽は穀雨~芒種です

七難では三陰三陽に関して、それぞれ季節の移り変わりによってそれぞれ陰陽が王じます。
ここではそれぞれ、小陽、陽明、太陽にしか書かれてませんが、本来なら太陰、小陰、厥陰もこの24センキに関連してくると予想されます。

これらは365日を太陽暦・太陰暦を基準に考えられます。

今回のお話は1年を通しての太陽暦や太陰暦の内容が含まれていてとても難しかったです
また太陰太陽の捉え方も病気や病理で捉えてしまうと全く意味が違ってくるため、内容がごちゃごちゃになり理解が難しくなります。
古典では同じ言葉でもその時々で捉え方をしっかりと押さえていないと、その内容の理解が困難だと今回の古典を受けていて思いました。
以上で今回のレポートを終了します。

https://youtu.be/dycGg1YisSQ

②https://youtu.be/L-rM4WVYQhA



毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:15類経輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix
にしずか Labo http://www.nzlabo.com
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