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女性が一人でも訪れる丸亀製麺

最近牛丼チェーン店に入ると女性の一人客を見かけることがある。10年前ではほとんど見られなかった光景だ。

とはいえ牛丼チェーン店にはまだまだ女性客は少ない。だが女性客の心を掴んで離さない、一人でも気兼ねなく入れる、そんなファストフードチェーン店がある。それは皆さんご存知の丸亀製麺だ。

ランチに女性が訪れるファストフードといえばマクドナルドやスターバックスなどハンバーガーやカフェが主流だ。丸亀製麺は吉野家にもすき家にも富士そばにもそして日高屋にもできなかった女性一人客の取り込みに成功した。

丸亀製麺は女性客だけではない、海外旅行者の引き入れにも成功している。うどんと天ぷらというシンプルな食材、女性好みとはいえなぜ丸亀製麺だけが女性一人客を吸い寄せることができるのか。

原因はいくつかあるだろうが、一つ挙げるなら店員の女性率が非常に高いことだ。ダイバーシティ化が進んでいるのはどこのファストフード店も同じだが、丸亀製麺は女性を軸にして店舗を動かしていることが多い。女性が女性の一人客を引き寄せる大きな力になっているのではと推測する。

飲食業界においても女性向けのマーケティングはますます重要になっている。人口の半分は女性、企業のダイバーシティが促進すれば、女性が外食する機会も増えていく。これまでどおり男性客だけをターゲットにしていると厳しい将来が待っているのかもしれない。

丸亀製麺さんには、ぜひ中食にも参戦してほしい。提供できる手段はあるはずだ。



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