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【Ableton Live Tips】「Options.txt」で隠れ機能を開放せよ

Ableton Liveユーザーの方で、こんな悩みをお持ちの方は多いのではないだろうか?

・録音時にトラックのアームボタンをその都度クリックするのが面倒
・ミキサー画面に(他のDAWのような)プラグインリストを表示したい

これらは実はオフィシャルの機能として実装はされていないものの、あるフォルダーにオプション用のコマンドを記載したテキストファイルを配置することで隠し機能として実装することができる。それが「Options.txt」だ。


保存先

「Options.txt」と命名したテキストファイルに、以下のコマンドを記載してローカルに保存するわけなのだが、保存先はWinとMacで異なり、それぞれ以下の通り。最新バージョンのフォルダーに格納するようにしよう。

Windows

\Users\[username]\AppData\Roaming\Ableton\Live <最新バージョン#>\Preferences\

macOS

/Users/[username]/Library/Preferences/Ableton/Live <最新バージョン#>/

コマンド

「Options.txt」に記載するコマンドは以下の2つ。

-EnableArmOnSelection
-ShowDeviceSlots

-EnableArmOnSelection

選択されたトラックのアームボタンを自動的に有効にするコマンド。

-ShowDeviceSlots

ミキサー画面でプラグインのリスト(デバイススロット)を表示するようにするコマンド。

まとめ

以上、地味なことではあるが、作業の効率を確実にあげてくれる隠れ機能をご紹介した。ぜひ日々の制作に役立てていただければ幸いだ。

なお、DAWについて総合的な理解を深めるなら、書籍で学ぶのもオススメ。

以下の「サウンドプロダクション入門 DAWの基礎と実践」では、DAWソフトを使った音楽制作を俯瞰的に解説しているので、本で学んでみたいという方は、ぜひチェックしてみるとよいだろう。

では、よいDTMライフを!

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