見出し画像

お引っ越しのはなし

2021年~2023年、新御徒町にあるデザイナーズビレッジ、通称デザビレというクリエイターたちが入居している建物にアトリエを持っていました。そこは廃校になった小学校を改装して、クリエイターがモノづくりをするための支援施設として運営している場所です。十分に広いアトリエを使えるというだけではなく、クリエイションをビジネスとして成長させるための支援を台東区からしていただけるというありがたい施設でした。

私が選んだのは、101号室でした。

支援施設なので、3年間の期限付きで、私は2023年の4月卒業することになりました。卒業生報告会は緊張しましたが、今までの人生でどうしてこの活動をするのかなど、発表しました。みんなから、おめでとう!と花束やプレゼントまで頂いてしまって、人生で久しぶりに、「卒業おめでとう」と言ってもらえるのは、少し気恥ずかしく、でも嬉しかったです。

卒業生報告会でいただいた素敵な花束、、!!

この3年間、デザビレにいてよかったなぁと思うことがたくさんありました。1番良かったのは、他のクリエイターさんがいてくれること。そこまで会話したり飲み会したりはなかったのですが、廊下ですれ違って「お疲れ様」っていい合えたり。元々が小学校だった建物なので、教室のドアに小さな窓がついていて、そこから頑張っている姿がちらっと見えるのもよかった。そして年に数回行われる活動報告会で、活躍している様子を聞けたりするのも、心が励まされました。

デザビレを出るにあたって、この「ゆるく他のクリエイターとつながる」ということができなくなってしまうので、そこが一番不安なところでした。新しく御徒町にアトリエをかまえても、1人作業。他にも御徒町に残る人がいても、頻繁に顔を見ることは無くなるでしょうから。

引っ越し完了後の自分のアトリエを見たら、少し寂しくなりました。

時は少し戻り、2022年の夏頃のこと。2023年の卒業に向けて、「うーんうーん」と悩んでいる時に、練馬区に面白い物件を見つけました。そこは小商いや制作をしている人が、アトリエやショップ兼住居にできる物件でした。6月に完成したばかりで、全部で12部屋。手前に店舗スペースがあり、奥が住居です。「住み開き」をコンセプトに、昔からの暮らしながら商いをするスタイルを再現しているそうです。場所は御徒町ではないけれど、そのコンセプトに心撃ち抜かれました。

住居のチラシに掲載されているイメージイラスト。絵本を見ているようでワクワク。

もともと、朝から晩まで制作や仕事をしていて、仕事と生活の境界線が曖昧なタイプだったので、住処と仕事場が分かれていることに違和感がありました。「うん、やっぱりアトリエ兼住居って、私に合ってる」そう思ってすぐに内覧会へ足を運び、申し込みました。全部で12部屋あるのですが、全て間取りが違くて、どれも個性的。半日くらい内覧しながら悩みました。

そして、以前からパートナーとして、私の活動を応援してくれているTも、一緒に住んでくれることになりました。SNSなどに住所を公開しつつ住むのは女1人ではなかなかの不安がありましたので、頼もしい存在です。パートナーについて紹介するのは、今まで避けてきたのですが、noteを読んでくださっている皆さんには、少しだけプライベートなお話も解禁しつつ、これから書いていこうと思います。ここまで読んでくださっている皆様は、私にとっては友達や仲間のような存在です。

よくお花を買ってきて飾っています。

そんなこんなで、2022年の後半はかなりバタバタしてしまいました。年があけてもイベントにたくさん参加したりして、バタバタしておりました。要領が悪くて、一生バタバタしている人生なんです、、わたし。ですが、住まいの片付けも日々行なって、ようやく終わりが見えてきました。そこで、2023年6月24日(土)と25日(日)にアトリエオープンをすることにしました!まだ準備ぜんぜんできていないけど、完璧を目指すと、一生オープンできないので、、。

今後は月に1回くらいはオープンできるようにしていきたいと思っています。基本的には通販がメインのkin.iro.hitodeですが、実店舗のほうは、実際に手に取ってみたり、どの模様を買おうか相談していただける場になったらいいなと思っております。

店舗スペースは本当に小さいのですが、こんな感じです。

そして、建物の名前はvita passo 楓の樹というのですが、この面白い物件についても詳しく書いていけたらいいなと思っています。住民のみなさんも、みんな個性的で素敵な方ばかり。こんな面白いマンションに住んでしまったら、もう普通のところには住めないかも、、と思っています。

オープンアトリエの時間については、また詳しく書きますね!よろしくお願いいたします😊

kin.iro.hitodeの雑貨の通販はこちら♪

いただいたサポートは、お花や本を買ったり、心を豊にするために使わせていただきます。