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重賞ローテ考察No222 高松宮記念



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『ローテ考察の王道アプローチで攻略する高松宮記念』


ローテ考察の王道アプローチとは、、、

『相性の良いローテ』×『強い内容(負荷)』
と私の考察では定義付けています。

高松宮記念は、シルクロードS・阪急杯・オーシャンSの3レースが相性の良い(好走母数の多い)ローテ。各レース結果から、出走馬の取捨を考えます。

①シルクロードS組

レース結果
1着ルガル
2着アグリ(着差0.5)
3着エターナルタイム
2着アグリは、昨年の高松宮記念が勝ち馬から着差0.6で、スプリンターズSでは勝ち馬から着差0.5。
斤量差あるとはいえ、1200でこの馬に着差0.5をつけて勝つ事は、G1でも好走の下地アリと言えます。
また、シルクロードSは、先行馬よりも差し追い込みに流れが向いた印象で、3角4番手以内(同列含む)で馬券内に好走したのはルガルのみ。
3角1番手→14着
3角2番手→1着(ルガル)
3角3番手→12着
3角4番手(同列)→17着
3角4番手(同列)→18着

大敗馬の地力に疑問はあるが、少なくとも展開が向いた訳ではないと見て、内容の濃い前走と判断、ローテ面からは好走に期待します。

②阪急杯組

レース結果
1着ウインマーベル
2着アサカラキング
3着サンライズロナウド
阪急杯当日は、開催2日目で内が良い馬場状態。
1〜3着馬は道中最内を通っており、馬場には恵まれていると見ます。
ウインマーベルについては、前走の阪急杯ではなく、むしろ2走前の阪神Cを評価。
阪神Cは、2.3.4.6着が3角10番手以下の差し有利決着で、1着ウインマーベルは3角5番手、5着ママコチャは3角3番手の為、この2頭の負荷が高かったと見ます。
阪神C組ではママコチャについても印は打つ予定ですが、スプリンターズSでは前走しっかり叩いての好走と見ていますし、阪神C終わりの調教師コメントでは『高松宮記念前に1回使って』という旨の話が出ていますので、ぶっつけローテは阪神Cの先行負荷の裏付けではと予想します。

③オーシャンS組

レース結果
1着トウシンマカオ
2着ビッグシーザー
3着バースクライ
レース全体としては3角4番手以内の先行馬が7.12.14.16着に沈んでおり、3角5〜9番手の差し馬が1〜5着独占の差し有利決着、その中で最も前にいた3角5番手のトウシンマカオは評価ます。ただし、トウシンマカオ自身のローテという意味では中2週が今回初めて。ソフトな追い切りも相まってどちらに転ぶか分からない事もあり、全幅の信頼は置き辛い印象です。
なお、オーシャンS組からは高松宮記念で大穴を出すパターンが複数ありますが、オーシャンSで3角ある程度前に付けるか、先行決着を唯一差して割るパターンが複数。
2022年ナランフレグ(8番人気1着)
→オーシャンS3角13番手
※1.3着は3角3番手以内
2022年キルロード(17番人気3着)
→オーシャンS3角3番手
2019年ショウナンアンセム(17番人気3着)
→オーシャンS3角6番手
2015年ハクサンムーン(6番人気2着)
→オーシャンS3角1番手
2014年スノードラゴン(8番人気2着)
→オーシャンS3角12番手
※1.4着は3角2番手以内

ビッグシーザーとキミワクイーンは上記にピタリ嵌まる馬には見えず、4角でぶつかる不利はあったものの、前走の位置取りから展開には恵まれていると見て、今回は様子見とします。

また、別路線組の京都牝馬S組。
ソーダズリング、ナムラクレア、ロータスランドは、差し追込決着の展開を活かしており、特に大きくは評価しない想定です。
それならば、前走1200G1のマッドクールに印を回します。

『ローテ考察推奨ランキング』

1位 ルガル
2位 ウインマーベル
3位 マッドクール
4位 トウシンマカオ
5位 ママコチャ


『勝ち馬傾向』

※2014〜2023年の近10年が対象

①前走レース
・G1/シルクロードS/オーシャンS/阪急杯
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走着順着差
・着差0.2以内
・前走が1番人気の場合は着差0.6以内
・前走海外G1は着差不問
→近10年の勝ち馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝G1または中京芝1200のG3以上で着差0.6以内あり
2)芝1200のOP以上で、4角3番手以内または上がり3F2位以内の2着以内が2回以上あり
3)芝1200の重賞で2勝以上
→近10年の勝ち馬全てに該当

【2024年の①〜③全て該当馬】
ウインマーベル
トウシンマカオ
マッドクール
ニアピン該当でルガルまで

『好相性ローテ順位と好走傾向』

1位:シルクロードS(5-2-1-25)
2位:阪急杯(2-2-3-37)
3位:オーシャンS(1-2-4-54)

『シルクロードS組』
①前走人気
・5番人気以内
→2023年ファストフォース以外に該当
②前走着順着差
・着差0.6以内
→2019年セイウンコウセイ以外に該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝G1または中京芝1200のG3以上で着差0.6以内あり
2)芝1200〜1400のG2で着差0.5以内あり
→2014年ストレイトガール以外に該当

【2024年の①〜③全て該当馬】
ルガル

『阪急杯組』
①前走人気
・4番人気以内
→近10年好走馬7頭全てに該当
②前走着順着差
・着差0.5以内
→近10年好走馬7頭全てに該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝G1で着差0.2以内あり
2)芝1400のG2で1着あり
→近10年好走馬7頭全てに該当

【2024年の①〜③全て該当馬】
ウインマーベル

『オーシャンS組』
①前走着順着差
・5着以内または着差0.5以内
→近10年好走馬7頭全てに該当
②近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1200重賞で着差0.2以内が2回以上あり
2)芝1200重賞で4角5番手以内の5着以内あり
3)芝1400のG2で1着あり
→2014年スノードラゴン以外に該当

【2024年の①②該当馬】
トウシンマカオ
ビッグシーザー

『高松宮記念予想印・買い目』※結論はコチラ

◎6.ルガル
○2.マッドクール
▲10.ビクターザウィナー
△3.5.8.14.16

【参考買い目】
馬連
6-2.10(2点)
馬単
6→2.3.5.8.10.14.16(7点)
3連複
2-6-10

【見解】
◎ルガルはローテ考察推奨ランキング1位。
前走負かした2着アグリは、昨年の高松宮記念が勝ち馬から着差0.6、スプリンターズSでは勝ち馬から着差0.5。斤量差あるとはいえ、1200でこの馬に着差0.5をつけて勝つ事はG1でも好走の下地アリと言えます。
また、シルクロードSは、先行馬よりも差し追い込みに流れが向いた印象で、3角4番手以内(同列含む)で馬券内に好走したのはルガルのみ、強い内容でした。
3角1番手→14着
3角2番手→1着(ルガル)
3角3番手→12着
3角4番手(同列)→17着
3角4番手(同列)→18着

内枠の偶数6番は絶好枠、追い切り内容も良く軸で勝負。
馬券は予想以上に2連系オッズが割れており、1番人気でも馬単1着付け7頭流しで土曜日夜時点で最低19倍以上つきますので馬単主体。
馬連は、負けるならルガルが出負けした際に内前で立ち回る馬の中からマッドクールとビクターザウィナーとして2点に絞ります。


『マーチS予想印・買い目』※おまけ

◎14.ペイシャエス
○7.ゴールドハイアー
▲4.ウェルカムニュース
△1.12

【参考買い目】
馬連
14-1.4.7.12(4点)
3連複
14-1.4.7.12-1.4.7.12(6点)

【見解】
ペイシャエスの前走は1.2.3.4着が2角は10番手以下の差し追い込み決着で、先行負荷が高いレース。先行した馬の巻き返しは既に発生しており、ペイシャエス自身は更に当時斤量60キロだった。
5着テーオードレフォン 57キロ(2角2番手)
→次走OP1着
6着ペイシャエス    60キロ(2角5番手)
→次走今回
7着ウェルカムニュース 58キロ(2角4番手)
→次走L2着

オッズ割れており、今回の巻き返しを捉える。

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