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重賞ローテ考察No211 中山金杯+京都金杯+フェアリーS+シンザン記念

重賞ローテ考察 中山金杯


今回のテーマはこちら

『中山金杯を攻略する、最大複勝率71.4%の近走経験』


中山金杯はCコース替わり初日の開催。

これを背景として、内枠+前半馬群で競馬出来る脚質の馬が、ロスの少ない立ち回りで好走しやすいレースです。
加えて、距離短縮よりも距離延長組が優勢という傾向もあります。
距離短縮:1-1-1-29 複勝率9.4%
距離延長:2-3-3-41 複勝率16.3%

また、前走クラス別では、格下の前走3勝クラス組でも十分通用するのも中山金杯の特徴。
前走OP以上 :8-9-8-118 複勝率17.5%
前走3勝クラス:2-1-2-11 複勝率31.3%

そこで、『前走OP以上組』と『前走3勝クラス組』に2分し、本番好走馬に共通するローテ傾向を考察します。

【考察条件】※近10年が対象
①前走OP以上組
近5走以内に芝1800のOP以上で、3〜4角先頭を除く4角5番手以内の2着以内または着差0.1以内あり
該当馬着度数:3-2-2-8
勝率20.0% 連対率33.3% 複勝率46.7%

②前走3勝クラス組
近5走以内に芝2000で、3〜4角先頭を除く4角5番手以内の1着あり
該当馬着度数:2-1-2-2
勝率28.6% 連対率42.9% 複勝率71.4%

①または②該当馬着度数:5-3-4-10
勝率22.7% 連対率31.8% 複勝率54.5%

→2024年該当馬 兼

【ローテ考察テーマ推奨馬】

アラタ
クリノプレミアム
サクラトゥジュール
ボーンディスウェイ⭐️複勝率71.4%該当馬


〜その他傾向〜

【中山金杯 勝ち馬傾向】

①前走人気
・3勝クラス〜OP 5番人気以内
・G3〜G2以下 8番人気以内
・G1 不問
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走着順着差
・着差0.6以内
→オーシャンブルー以外に該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1800〜2000で、4角5番手以内かつ上がり3F3位以内の着差0.1以内あり
2)右回り芝2000〜2200重賞で、着差0.5以内あり
→近10年の勝ち馬全てに該当

【2024年の①〜③全て該当馬】
※全て該当馬の内、6枠より内の以下3頭が推奨馬

エピファニー
ククナ
リカンカブール

【中山金杯予想印・買い目・見解】※結論はコチラ

◎8.ボーンディスウェイ
○7.ククナ
▲2.アラタ
△3.4.6.9.15

【参考買い目】
単勝、馬連のオッズが思ったより売れてるので、2着本線の馬単に変更

馬単2着流し
2.3.4.6.7.9.15→8
ワイド

2.7.8 BOX
3連複
軸8 相手2.3.4.6.7.9.15

【見解】
◎ボーンディスウェイ

ローテ考察テーマ推奨馬かつ、前走3勝クラス組の近10年複勝率71.4%該当馬。
中山2000は実績豊富(2-1-1-2)で、3歳時の弥生賞では、アスクビクターモア(菊花賞)とドウデュース(日本ダービー・有馬記念)のG1馬2頭から着差0.1の3着、昨年同時期にはローシャムパーク(重賞2勝)から着差0.2の2着。
着外に負けた2戦は共にG1で、皐月賞では14着に大敗しているが、当時の馬場は強烈な『内<外』有利だったのは有名な話。ボーンディスウェイは終始厳しい最内を走っていた。
Cコース替わりで例年内が良い金杯の中山芝とは真逆の条件で、ノーカウント可能。
最大の懸念は枠順だったが4枠8番ならクリア。
想定6〜7番人気で配当妙味も十分、2024年最初の考察本命馬に指名する。


【京都金杯 勝ち馬傾向】

※旧京都開催の近7年(2014〜2020年)が対象

①所属
・関西馬
→対象7年の勝ち馬全てに該当
②前走クラス
・OP以上
→対象7年の勝ち馬全てに該当
③前走人気
・OP/L 5番人気以内
・G3以上 8番人気以内
→対象7年の勝ち馬全てに該当
④前走着順着差
・着差0.9以内
→対象7年の勝ち馬全てに該当
⑤近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1600〜2000G2以上で、着差0.7以内あり
2)京都芝1600〜1800で、3〜4角先頭を除く4角6番手以内の1着あり
→対象7年の勝ち馬全てに該当

【2024年の①〜⑤全て該当馬】
アルナシーム

【京都金杯予想印・買い目・見解】

◎14.アルナシーム
○11.セッション
▲13.マテンロウオリオン
△1.6.10.17

【参考買い目】
単勝
14
馬連
14-1.6.10.11.13.17
3連複
軸14 相手1.6.10.11.13.17

【見解】
◎アルナシーム

勝ち馬傾向全項目該当馬の本馬から入る。
前走は初の京都コースに対応、負かした馬の次走OP以上での好走あり、評価出来る。
2着ピンハイ
→次走 中日新聞杯(G3)3着
3着ヤマニンサンバ
→次走 アンドロメダS(L)3着
4着マテンロウスカイ
→次走 リゲルS(L)1着

京都金杯のローテ相性としては、リゲルS1着のマテンロウスカイが出走していれば本命候補になっただけに、その馬を京都コースで負かしているアルナシームは評価せざるを得ない。
また、3走前の垂水S(3勝クラス)1着も、当時の2.4.5着馬がその後2走以内に勝ち上がる等、ハイレベルな1戦。
外枠に入った事で単勝オッズが少しでも甘くなれば。

【フェアリーS 勝ち馬傾向】

①所属
・関東馬
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走コース/距離
・東京または芝1600
→ライラック以外に該当
③前走着順着差
・G3以上 不問
・1勝クラス〜OP 3着以内または着差0.7以内
・新馬〜未勝利 着差-0.1以上の1着
→プリモシーン以外に該当
④近走実績
・近2走以内で以下何れかに該当
1)中山芝1600で、上がり3F3位以内の1着あり
2)東京1400〜1800/新潟芝1600で、4角5番手以内または上がり3F1位の1着あり
→ノットフォーマル、オメガハートロック以外に該当

【2024年の①〜④全て該当馬】
スティールブルー
キャットファイト
ジークルーネ
ニシノティアモ

【フェアリーS予想印・買い目・見解】

◎9.キャットファイト
○6.スティールブルー
▲4.メイショウヨゾラ
△1.11.12.14

【参考買い目】
オッズ見て後ほど追記

【見解】
◎キャットファイト

2走前の中山芝1600パフォーマンスを評価して、阪神JFも重い印(○)を打った以上、このレースまではセットで評価をしたい。
スティールブルーも、実績・前走のメンバー・今回の枠順等無理に嫌う理由が無く、今年は平穏決着の可能性も。
荒れるなら、Cコース初週の馬場から内枠+先行からメイショウヨゾラの残り目に期待する。
内枠の馬群で揉まれるよりも、出していった方が良いタイプなので、積極策が馬場にハマれば。

【シンザン記念予想印・買い目・見解】

◎4.デルシエロ
○7.タイキヴァンクール
▲13.エコルブルーム
☆17.ナイトスラッガー
△3.6.10.16

【参考買い目】
馬単
3.6.7.10.13.16.17→4 7点
3連複
4-7.13.17-3.6.7.10.13.16.17 15点

【見解】
◎デルシエロ

前走1600組が強いシンザン記念。
とは言え、オッズ初動の段階で嫌われすぎな気がするデルシエロから入る。(推定10番人気以下)

2走前の秋明菊賞は好タイム決着のレースで、今回は同枠でタイセイレスポンスも出走するが、以下の点でデルシエロをチョイス。
①1600勝利経験
新馬勝ちした1600で2着に負かした馬は、今回にも出走するバレルターン。3着以下は4馬身離しており、決して1400だけの馬ではない。
②多頭数経験
前走で13頭立てを経験済み。
③騎手の継続騎乗
坂井騎手が新馬から5戦連続騎乗
坂井瑠星騎手×清水久詞厩舎は、直近1年複勝率45% 複勝回収率110%(出走母数29鞍)

差し脚は堅実で3着本線、2着までくればボーナス。

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