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重賞ローテ考察No218 中山記念

重賞ローテ考察 中山記念+阪急杯


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『中山記念を紐解く2つのキーワード』


中山記念のローテ考察で押さえたいキーワード『』は、以下の2つです。
1)開幕馬場により『先行馬が優勢』であること
→近10年3着以内馬30頭中、22頭が4角5番手以内
2)『前走G1組+中山金杯組が優勢』であること
→近10年3着以内馬30頭中、25頭が前走G1または中山金杯

【考察メニュー】
① 『中山記念で買える先行実績』
② 『前走中山金杯組好走傾向』
③『前走G1組好走傾向』
④『勝ち馬傾向』
⑤『予想印・買い目・見解』※日曜日朝更新予定

飛ばしたい方は、それぞれ目次から飛んでいただければ幸いです。
では、いきましょう!

① 『中山記念で買える先行実績』

中山記念で買える先行実績は、近5走以内に右回り芝1800〜2200重賞を3角5番手以内で勝っていること。
昨年は該当馬の中から、1着ヒシイグアスと2着ラーグルフ。今年の該当馬はエルトンバローズ。
エルトンバローズは芝1800で重賞2勝、1800や2200はスペシャリストがリピート好走しやすい距離であり、右回り左回りのどちらでも勝っている点は好感。
また、2走前の毎日王冠は馬場や展開が向いた可能性があるものの、負かした馬が叩き台とはいえレベルは高いメンバー。
更に、前走のマイルCSは、ラップは加速ラップの決着ではあるが、通過順位では明らかに後方有利な決着。
1.5.6.7着→3角13〜16番手
2.3着→3角9〜10番手
エルトンバローズの3角6番手から4着入線は、評価出来る内容。
(先行)展開不利→(先行)展開有利な馬場・レースへの条件好転は、ローテ考察の王道条件、今回は買いたい馬。

【考察視点①推奨馬】
エルトンバローズ

② 『前走中山金杯組好走傾向』

※2014〜2023年の近10年が対象
中山金杯組:3-1-1-4 勝率33.3% 複勝率55.6%

1)前走着順着差
・3着以内または着差0.3以内
→近10年の好走馬5頭全てに該当
2)近走実績
・近5走以内に、右回り芝1800〜2000重賞で、3角5番手以内かつ3着以内または着差0.3以内あり
→近10年の好走馬5頭全てに該当

今年の該当馬はボーンディスウェイ。
デコラシオンと中山1800で2回タイム差無しは、そもそも能力的に足りるのか?という懸念があるものの、前走が2番人気に対し今回は大きく人気を落としそうで、妙味込みで必ず印は回したい。

【考察視点②推奨馬】
ボーンディスウェイ

③『前走G1組好走傾向』

※2014〜2023年の近10年が対象
G1組:7-4-4-32勝率14.9% 複勝率31.9%

1)前走人気
・G1:8番人気以内
→近10年の好走馬15頭全てに該当
2)近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)右回り芝1600〜2000の重賞で、3角5番手以内の3着以内または着差0.3以内あり
2)右回り芝1800〜2200の重賞で、4角8番手以内の上がり3F1位で1着あり
→近10年の好走馬14頭全てに該当

今年の該当馬はエルトンバローズとヒシイグアスで、後者は中山記念を出走機会2連覇中。
コース適性はもちろん高く、追い切り過程も字面では過去2年と遜色は無さそう。
・1週前追い切り
2021年 南W 5F 67.4-12.6 併せ馬併入
2023年 南W 6F 82.3-11.4 併せ馬先着
2024年 南W 6F 82.5-11.1 併せ馬併入
・最終追い切り
2021年 南W 5F 68.9-12.6 併せ馬併入
2023年 南W 6F 87.3-12.4 併せ馬併入
2024年 南W 6F 82.0-11.5 併せ馬併入
強いて言えば、最終追い切りは過去2年より攻めているのがどうかというぐらいかも、敢えて割引く様な事では無さそう。
また、2走前の天皇賞秋は先行馬に厳しい展開、次走香港Cで勝ち馬と僅差の3着に巻き返している事からも、まだハッキリした衰えは感じない。

【考察視点③推奨馬】
ヒシイグアス

④『勝ち馬傾向』

※2014〜2023年の近10年が対象
※前走海外馬は国内前走でカウント

①前走クラス
・G3以上
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走人気
・G1:8番人気以内
・G2〜G3:3番人気以内
→近10年の勝ち馬全てに該当
③前走着順着差
・G1:不問
・G2〜G3:2着以内または着差0.0以内
→近10年の勝ち馬全てに該当
④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)右回り芝1800〜2200重賞で、3角5番手以内の1着あり
2)芝2000 G1で、3着以内または着差0.0以内あり
→近10年の勝ち馬全てに該当

【2024年の①〜④全て該当馬】
エルトンバローズ
ソールオリエンス
ヒシイグアス

⑤『中山記念予想印・買い目・見解』

◎9.エルトンバローズ
○2.ソーヴァリアント
▲12.ボーンディスウェイ
△3.5.6.10

【参考買い目】
馬連
2-9
馬単
2.9→2.5.6.9.10.12(10点)
3連複
2-9-10.12(2点)
12-2.9-2.3.5.6.9.10(9点)
3連単2頭軸マルチ
2⇄9⇄3.5.6.12(24点)

【見解】
◎エルトンバローズ
【考察視点①推奨馬】
【勝ち馬傾向全項目該当馬】
エルトンバローズは芝1800で重賞2勝、1800や2200はスペシャリストがリピート好走しやすい距離であり、右回り左回りのどちらでも勝っている点は好感。
また、2走前の毎日王冠は馬場や展開が向いた可能性があるものの、負かした馬が叩き台とはいえレベルは高いメンバー。
更に、前走のマイルCSは、ラップは加速ラップの決着ではあるが、通過順位では明らかに後方有利な決着。
1.5.6.7着→3角13〜16番手
2.3着→3角9〜10番手
エルトンバローズの3角6番手から4着入線は、評価出来る内容。
(先行)展開不利→(先行)展開有利な馬場・レースへの条件好転は、ローテ考察の王道条件、今回は買いたい馬。
○ソーヴァリアント
『マイルCSの展開不利』を◎とグルーピング馬券で捉えるならこれを相手本線に指名。
前走は3角3番手先行からの展開不利、距離延長は歓迎、雨で馬場悪化も大きく問題無し、偶数内枠でスタート決めてインの4〜5番手に付ければ頭まで。
▲ボーンディスウェイ
【考察視点②推奨馬】
3番手は大穴指名、ローテ視点なら中山金杯組の先行馬は見逃せない。

⑥『阪急杯予想印・買い目・見解』

◎7.スマートクラージュ
○16.アサカラキング
▲15.ダノンティンパニー
△1.6.18

【参考買い目】
馬連
7-15.16(2点)
馬単
7.16→1.6.7.15.16.18(10点)
3連複
7-1.6.15.16.18-1.6.15.16.18(10点)
3連単
7.15.16BOX(6点)

【見解】
◎スマートクラージュ
当初は1200のオーシャンSを予定していたとコメント出てますが、阪神コースの適性高く、1400でも十分魅力な馬。
阪神芝全コース:4-0-3-2 複勝率78%
阪神芝1400:2-0-1-1 複勝率75%
また、馬場悪化にも対応実績あり、他有力馬には懸念事項ある中で5番人気10倍なら妙味ある。

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