みつろうラップを作って思うこと。
こんにちは。きのこです。
今日から息子は冬休み。娘は保育園に行って、夫は仕事。私が今日は休みを取り息子と二人で過ごしました。
そこで前々から作りたいと思っていた蜜蝋ラップを作りました。
息子と一緒にやったら楽しいかなーと思ったのですが全く興味を示さなかったので一人で作りました。
みつろうラップって、エコラップとも言われたり少し前に流行りましたよね。
布に蜜蝋を染み込ませたもので、手の温度で柔らかくなることを利用して形状記憶可能の繰り返し使えるラップなのですが、私もカナダに来てから使い始めるようになりました。
最初はネットで購入し、次は近くのマーケットで購入。そうやって使ってきたんですが、繰り返し使ううちにヘタってくるし、ある程度したら衛生上取り替えたくなってくるんですが
購入すると結構高価なんですね。その度に買うのもなんだかなーと思っていて
ふと作り方を調べたらすごく簡単に作れそうだったので作るに至ったわけです。
作り方としてはクッキングシートの上にちょうど良い大きさに切った布(丸や正方形)のを置いて、布の粒状の蜜蝋をパラパラ〜っと、さらにクッキングシートで挟んで上からアイロンでプレスすると、布に蜜蝋が染み込んで防水のラップになる。
超簡単。
でも私が今日ここに書きたいのは蜜蝋ラップそのものの作り方や使い心地の話ではなくて。
ちょっと聞いてもらいたいんです。
蜜蝋ラップを作るにあたっていろいろ調べたのですが、作り方の動画が結構バズっていてそこのコメント欄を見ていたら
「アイロンに使う電気代や、使って結局捨てることを思ったらラップの方がエコだと思う」
「衛生的にどうなの?」
系のコメントがめっちゃ多かったんですね。
批判が多い。
でね。私は割となんでも自分で作りたい人間なんです。
それはどうしてかというと、元々ものづくりが好きだというのと
自分で作ればゴミが圧倒的に少ないからです。
例えば味噌を作ることができれば、保存容器ひとつあればずっと作り続けられるわけで、買うたびに味噌が入っているのプラスチックのゴミが出ないんです。
ヨーグルトだって同じ。
化粧水だって自分で作れば小さな小瓶をずっと使うことができる。
だから私はエッセンシャルオイルでいろんなものを作るのが好きなんです。
発酵食品で調味料を作るのも、裁縫だって好きです。
蜜蝋ラップもその一つ。
蜜蝋ラップってプラスチック製のラップに勝るところもあれば、劣ることもあります。使いかけの野菜を保存して冷蔵庫に入れておくには蜜蝋ラップが圧倒的にいい。
だけど熱に弱く電子レンジは使えない。あんまりゴシゴシ洗えないから、ベタベタしたものに使用するのは向いていない。
ラップに求めるものを蜜蝋ラップで全てカバーするのは無理。だって別物だもん。
だけどね。ラップの代わりってたっくさんあるんです。
例えば出来上がった料理を少しの間カバーしたいとか、それならお皿ひっくり返して使えばいいんです。
電子レンジだって大丈夫。
「そしたらそのお皿を洗う水道のエネルギーはどうなるんですか?」って突くとしたらそれはビョーキだよ。
私たちはあらゆるものに、すぐ簡単に使えるものを使いすぎてます。
ラップもジップロックの袋もそう。
なんだかゴミがたくさん出るのが嫌だなあと思い始めて
手近にあるもので色々工夫してそういうものの使用を減らした先にあるのが蜜蝋ラップだと私は思うんですね。
例えば何かプレゼントをラッピングするときに蜜蝋ラップを使えば、それはうまくいけば、差し上げた先でゴミにならずに役目を果たすかもしれない。
そしたら包むはずだった包装紙も、その人が使うはずだったラップも減るかもしれない。
その意識を持っていない人が、どうして
「それって結局エコじゃないですよね?」って攻撃してくるんだろう。
あなたが攻撃したその人は、きっとそれ以前にあなた以上にたくさん工夫してきてると思う。
環境や自然派の暮らしを発信する人に対して、それをパッと見かけて攻撃していくひとが多くいます。
でも0か100が全てじゃない。一人のひとが0を徹底することはとても難しい。
多くの100を99にすることが大切だと思います。
例えば50の暮らしをしている人をリスペクトするのではなくて、「いや0じゃないやん」って攻撃することがあまりにも多いと思う。
そこをじゃあ私もやってみようかなって10減らすことが大事だと思う。
のだけど、
どう思う?
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