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互いにライバルであり好きな存在。「好きなものは好きでしょうがない」と言い切るお二人の互いの推しポイントと真剣勝負での本音。二階堂亜樹・茅森早香対談スペシャル企画(3)

近代麻雀note・Mリーガー対談スペシャル企画。二階堂亜樹と茅森早香は今、「ライバル同盟」を結び、お互いをライバルと呼ぶようになった。卓上ではライバル、卓を離れれば親友という2人は、これからも麻雀界を牽引する存在として切磋琢磨を続けていく。(全3回の3回目/#1#2へ)
[文・東川亮]

■ライバル同盟結成

――お二人は、お互いライバル関係なんですよね。

亜樹 ライバル同盟を組んだんです。

茅森 さやチャンネル(茅森のYouTubeチャンネル)で24時間ライブ配信をやったときに亜樹さんに出てもらって、そのときにライバル同盟を組んでくれないかと私が申し出をしました。

 いろいろな場でライバルってよく聞かれるじゃないですか。そういうのに困っていて、これからは亜樹さんの名前を出させてもらえたらなと思って。私は亜樹さんを尊敬しているし年齢も近いので、ライバルになってくれたらいいなと思ってお願いしたんです。

――亜樹さんは茅森さんからの申し出を受けて、いかがでしたか。

亜樹 「自分なんかでいいんですか?」って感じでしたけど、すごくうれしかったですよ。難しいじゃないですか、ライバルって。「ライバルってなんだ?」ってずっと思っていて、無難な答えとして「自分自身」って答える人も多いと思いますけど、個人的にはそうは言いたくないなと思っていました。

 あと、ライバルがいた方が張り合いが出ると思うんですよ。特に早香は団体が違うので、団体内での、みたいな枠もないですし、今はMリーグができて、そこで堂々と打てるわけじゃないですか。だからライバルになれたのはすごくうれしいです。すごい好きなんですよ、早香が。

茅森 私もです。

――改めて今、お互いにとってお互いはどんな存在ですか。

茅森 亜樹さんはライバルでもあるし友達でもあるし、尊敬する人でもあります。尊敬する人やライバルと聞かれると、必ず亜樹さんのことを言っていますし。いつも同じですいませんとは思いますけど、好きなものは好きでしょうがないから(笑)。

亜樹 早香の裏表のないところが好きなんですよ。正直でハッキリしているじゃないですか。ネチネチした感じもなく、すごくサバサバしているし、一緒にいて楽しいし、楽だし。女性同士でべったりしている人もいますけどそういうのではなくて、ほどよい距離感でお互いを好き、という関係性はなかなかないと思うので、いい関係を築けているなと思いますね。

――たしかにお二人は、もちろん仲の良い麻雀プロの方はいるにせよ、あまり群れていない、という印象はあります。

茅森 特に何も考えていないですけど、自分からあまり誘うことがないので、誘われたら遊びに行く、という感じですね。

亜樹 分かる、受け身だよね。私と早香はお互い受け身なので、お互いで誘い合ってどこかにいくとかはすごく稀で、という感じですね。

――お二人でご飯を食べに行くとかはありますか。

亜樹 何かの終わった後とか、お互いの時間が合ったときには行きますね。そうそう、この間私から誘って、カラオケに行きました。共通の友人がいて、その人にカラオケ誘われて、じゃあ早香も誘うとなって、早香の子どもと4人でカラオケに行きました。

――いい感じの距離感ですね。

亜樹 お互いにそれぞれの環境があって、時間とかも限られている中で、たまに会ってたまに遊ぶくらいでいいのかもしらん、くらいに思います。早香とはMリーグが始まってから会うことが多くなったので、会場とかで会えるだけでもうれしいですし。

茅森 私も楽しみですよ。

亜樹 フェニックスとの試合のときは、「今日早香いるかなー」って思いますね(笑)。

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