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リアーナによる感謝と愛のステージ〜Super Bowl halftime show 2023〜


今年はスポンサーがペプシからApple Musicへ!

もう一ヶ月経ったのが信じられない!リアーナのスーパーボウルのハーフタイムショー、例に違わず最高でしたね。自分はリアーナドンピシャ世代なので、自分の楽しかったパーティーピープル時代と重ね合わせてしまい心が震えました。

そもそもNFLにて差別廃止を訴える膝付きパフォーマンスをしていたコリンキャパニック選手を支持していたリアーナ。アメリカでもコリン選手の行動は賛否両論だったため、リアーナのようなセレブが支持を表明するのは勇気のいる行動だったと思います。一度不参加を表明した手前、もうリアーナのハーフタイムショー出演は難しいかなとずっと思っていましたが、NFLが様々な差別廃止に向けた改革をしているのを受け、今回出演に至ったと思われます。(リアーナの才能を開花させ、サポートし続けてきたjay-zがNFLと深いかかわりにあるため、そこからの説得もあったようですが)間違いを認め、変わり、認めあう。差別は良くないことですが、アメリカの「変わることを恐れず前進する」姿には、心打たれるものがあります。

いつもなら、大体年明け前後ぐらいから「こんなステージになりそう」や「この曲やるのでは?」など聞こえてくるのですが、今年はまったく漏れ伝わって来ず。。。リアーナは楽曲はもちろん、その飾らないキャラクターで人気を博しているセレブですが、その飾らなさがかえって「行けたら行くね!」的なドタキャンにつながらなければ良いけれど…と少しヒヤヒヤしていました。(16年のグラミードタキャン事件もあったしね)

しかし、そんな杞憂はどこへやら。本番では最高のパフォーマンスを見せてくれましたね。事前のインタビューでは「祖国のバルバドスをフィーチャーしたステージにしたい」と言っていて、ティーザーも「バルバドスの少女が大舞台に!」的なニュアンスだったので、安直に「15年のケイティーペリーみたいにステージそのものが南国調なのかな?」と思っていたのですが、実際は赤と白の超シンプルステージ。あれ?と感じましたが、そういえば国はちょっと違いますが22年のトレンドカラーが「プエルトリコサンシャイン」だったことをふと思い出しました。

カリブ地域出身の人々にとって、祖国を思うとき、きっと脳裏には何よりも「太陽」「白い砂浜」が輝くのでしょう。男の子を出産し、またここからが新しいキャリアを築くリアーナの明るい未来を表すような、眩しい朝日のステージだったのかな、と勝手に邪推しました。

今回はスペシャルゲストがいるよ!との事前アナウンスがありましたが、目立ったゲストは特になくステージ終了したため、またこれも「???」となったのですが、なんと第二子を宿していることがステージ終了後発表!
愛おしそうにぷっくりしたお腹をさするリアーナを見て、「すぐに体型は戻らないよね、無理しないでね」と思っていたので、まさか妊娠した状態でのステージとは!万全の体制が敷かれていたとは思いますが、まずは母子ともに健康第一!で今年は過ごしてほしいです汗

また、最後に着ていた大きな赤いガウンは、22年1月に亡くなったアンドレレオンタリーが着ていたガウンへのオマージュだそう。アンドレレオンタリーといえば、メットガラでのインタビュー役が印象的。リアーナが15年大きな卵焼きのような黄色いガウンを着ていたとき「最高!」と褒めちぎっていたのをよく覚えています。最高の舞台で自身のトレードマークを掲げてくれ、きっと天国のアンドレも喜んでいるでしょう。

ファンとしては、過去の名曲からアンチの楽曲まで幅広く演奏してくれ、大満足でした。diamondで空にブワッと舞い上がっていくリアーナは、彼女の存在そのものが多面的でキラキラひかるダイアモンドのようでした。体型や男女による垣根なく、素敵なダンサーがステージに彩りを添えていたのがとてもフェンティーのショー感(大好き!!)があってアゲでしたよー!

自身が歌手活動をお休みしている期間に育んだビジネスの才覚を遺憾なく発揮しつつ(途中自身のコスメでお色直しコント笑っちゃいました)、リスペクトするすべてのものへ愛の気持ちがたっぷり詰まった素敵なきらきらステージでした。素晴らしいものを見せてくれてありがとうです!

きん

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