自分に取って足るを知る車選び(最高にちょうどいいHONDA)

車を買った。
社会人になって今まで車を持たない生活をしていた。結婚生活も特に不便はなかった。
普段の生活は電車で事足りるし、遠出するときはその時々でレンタカーを借りれば万事問題なかった。

ただ、双子が産まれるにあたり、車なし生活はさすがに厳しい。自分が双子のベビーカーを押して改札を通って、電車内でギャン泣きする子をあやしても泣き止まず、周りから白い目で見られるのを耐えられる鋼のメンタルを今は持ち合わせてないからだ。

決して子どもが悪いのではなく自分が悪いのだけれど。心配事の96%は起こらないというもののこれはさすがに起こるだろうと思ってしまう。

なので他人を気にせず移動できる車を買うことにした。

双子を後部座席にセットするとして以下を車選びの最低限の条件とした
①3列シート
② 運転席、助手席から後部座席にウォークスルーできること
③ 後部座席の扉は自動のスライドドア
④双子用ベビーカーを積めること

①の3列シートを条件とした理由は双子を後部座席に乗せるので2列目がチャイルドシートで埋まってしまう。後部座席で双子がグズった時に2列目だけだと直接あやす事ができない。3列目があれば直接接して双子をあやすことができるのではないかと考え、条件にした。

2の助手席から後部座席へのウォークスルーは1の延長にあるが、双子が後部座席でクズったりトラブルに見舞われた際に一旦外に出ずにすぐに後部座席に移動して対応できるようこの条件にした

3の自動スライドドアは子供や荷物を抱えた状態でも簡単に乗り降りをできるように簡単に取手を軽く引っ張ったら開くタイプのドアを条件とした

4の双子用ベビーカーが積めることは言わずもがなで最低限積載できることを条件とした。

正直、この条件でミニバンは確定かなと思って、あとは大きすぎないことも踏まえどの車種にするかの問題にシフトしていった。

簡単に調べて候補としては
[トヨタ]  ノア、ヴォクシー、シエンタ
[ホンダ]  ステップワゴン、フリード
[ニッサン] セレナ

を挙がった。(新型ヴォクシー、ノア、ステップワゴンが出る前の話)
調べるとシエンタは3列目シートの収納が2列目を動かさないとできないとのことで2列目をチャイルドシート常時設置するためシエンタは難しいと判断した。

その上でディーラーに行って話を聞くことにした。

まずはトヨタに向かった。話を聞くと内装の部分はにおいてノアとヴォクシーはほぼ同じで違うのは正面の顔の部分だけだという。妻は顔の部分だけでいうならノアを気に入っていた。ヴォクシーはイケイケすぎるという。

ヴォクシーを試乗させてもらうことになり、普通の一般道を走った。自分はヴォクシークラスのミニバンはあまり乗ったことがないので始めは緊張をしたが、車高が高いので想定より運転しやすかった。広々とした内部の空間だが運転する際に奥行きを意識することなく運転できた。

次にホンダのディーラーに向かった。ここではステップワゴンとフリードの試乗をした。ステップワゴンは3列目がすっきり納まり、広々とした荷物スペースが生まれる。またステップワゴンの特徴としてバックドアのわくわくゲートがある。バックドアが親子扉になっているのだが、試乗してみると親と子の間の縦の筋が正直慣れていないと邪魔に感じる。あとヴォクシーと比べて縦の長く大容量の車内空間を走りながら感じた。

続いてフリードを試乗する。ヴォクシーとステップワゴンと比べて圧倒的に車内がコンパクトに感じる。実家で乗っていたフィットとそこまで違いを感じず、正直1番乗りやすい。ただコンパクトであり、3列目シートを畳んで車体の横に掛けるタイプがゆえにバックドアの荷物が入らないように感じた。

またセレナについては中古車販売店で見せてもらったが、後部座席の床のレールの多さが気になった。色んな座席変更が出来るが、双子がかっぱえびせんとかお菓子をこぼしてレールに落としそうで掃除が困難になりそうでやめた。

正直、この時点で気になったのはヴォクシーとフリードになった。試乗してステップワゴンとヴォクシーを比べると容量がそこまで変わらず、縦を感じることのなく、運転のしやすいヴォクシーの方が良かった。
ただヴォクシーとフリードを比べると車内の空間は圧倒的にヴォクシーが良いが、値段を比べると100万円ぐらいフリードの方が安い。

これから金の入用が半端ない自分たちにとっては安さを重視したいが、双子がゆえに荷物も倍近く必要になるとも考えられるのでディーラーに双子用ベビーカーを持っていき積ませてもらった。すると3列目の片方の座席を収納するだけでバックドアに積めることができた。

これを確認できたことによりフリードにすることがほぼ決まった。双子用ベビーカーが積め、助手席からウォークスルーができ、3列目に移動して双子の面倒も見れるという条件を満たすことができる。なおかつ値段が通常のミニバンより100万円近く安い。足るを知るという面では最高にちょうどいいと思った。

またヴォクシーやステップワゴンを試乗して思ったのは、大容量がゆえに1人で乗ると寂しくなるというか空気を運んでいる気分になる。ということと自分が運転を趣味とせず、あくまで移動手段ととらえ、妻も同様の考えからコンパクトで乗りやすい方が良い。

最高にちょうどいいHONDAのコンセプト通りということでフリードを購入した。

12月中旬に購入して12月末で納車することになった。半導体不足といわれてる中、フリードの納車がこのスピード感でできるということはホンダがいかにフリードを押しているか伺える。ただしナビの製造が追いつかず、仮の物が設置されていた。

納車され1人で数回しか乗っていないのだが、不満のレビューで書かれている馬力不足や燃料の容量不足は今のところは感じていない。
今後、家族で乗ったりたくさん使って改めて感想を伝えたい。

色々丁寧な説明をしてくれたトヨタ、ホンダのディーラーの担当者の方ありがとうございました。初めての車の購入は不安がたくさんあったが、ちゃんと判断材料を与えてくれて満足した買い物ができました。どの車も特徴があり、自分の求める条件から合った車選びができることが重要だと思いました。

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