保護猫さんをお迎えしよう!と思ったんだけども。

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■譲渡会でコテンパンにされる

我が家にはお猫様が2頭おります。うさぎも。
可愛い可愛いめっちゃ可愛い。
まさに、猫可愛がり。蝶よ花よと甘やかしてます。
綺麗なお水、美味しいごはんとおやつ。快適な室温。
追い払われたり怯えることもなく過ごせる。
でも、そういう環境下にいない子達もいっぱいいる。
そうだ!保護猫さんをお迎えしよう。
これまでも寄付とかできる範囲で協力はしてきたけれど
ずっとのおうちに来てもらおう。
そんなわけで譲渡会への参加可否を家族会議の議題に。
満場一致で可決されましたの。
参加要領をよく読んで、家の中の写真も撮って。
家族総出で行ってきました。
こんなにへこまされるとは思いもせずに。

会場は区民会館みたいな場所の会議室を2つぶち抜いてありました。
長机がずらっと並べられ、猫さん達が小さめのケージの中に。
お目当ての子がいましたので、さっそくお声掛け。
保護主さんが急遽不参加ということで、代理のご家族の方と
譲渡会の主催の方と面談が始まります。
こちらの家族構成と年齢・職業、先住動物がいるか?
などを記入した用紙を元にお話を進めます。
うさぎがいるが彼とは居住空間を別にしてること、
キッチンにはペットガードがあり進入禁止にしてること、
各部屋にペットドアを設置してること。
キャットタワーと3段のケージにはハンモックを吊っていること。
あちこちに猫用ベッドと爪とぎタワーを置いてること。
エアコンは24×365で稼働してること、脱走防止の柵を二重にしてることなど
をご説明し『わー、ここまで徹底されてるのは素晴らしい』
なーんて和やかにお話は進んでいました。
ところがですよ。『先住さんも保護猫さんですか?』と聞かれ
違うことと写真を見せたところから雲行きが怪しくなっていったんです。

主催の方の眉が寄せられます。明らかに不機嫌。
「えーと、なんで保護猫さんをお迎えしようと思われたんですか?」
「〇〇さんのお宅の猫ちゃんは、血統書付きですよね?」
「特定の猫種を飼ってるおうちなのになんで保護猫なんですか?」
矢次早に質問されて。
『ああ、この方はだいぶと偏見のある方なんだなぁ』残念だけど。
その後も、システムトイレは駄目・病院で爪を切るなんてありえない・
グルーミングサロン?ああ、長毛種ですもんね。などなど。
こちらはどの子も区別するつもりはないし、お迎え出来たらできる限りの
お世話と愛情をと思っていたのですが。
「とにかく。〇〇さんのお宅では無理だと思います。考え直された方がいいですよ」と最後通牒を突き付けられました。

肩を落としての帰り道。
「なんか美味しいもんでも食べて帰ろっか!ケーキも買って帰ろう。
毛玉ちゃんたちにもお土産買って帰ろう」
意気消沈する夫と息子たちを励ます。うんうん、悔しかったよね。
あの場で冷静に辞した私たちを褒めてあげたい。
タクシーを拾って紀尾井町まで。美味しい鮨を食べましょう。
予約してなかったけど席を作っていただいて。
お昼だけどアルコールも飲んじゃお!
タクシー頼んで、百貨店に寄り道して。
美しいケーキと毛玉ちゃんへのお土産を買い。
さあ、帰ろう。可愛い毛玉ちゃんたちが待ってるから。

保護猫ちゃんはお迎えできませんでしたが、末っ子が来る予定です。
末っ子になるかはわかりません、現時点では末っ子です。
もう少しお父さんお母さんと兄弟姉妹と一緒に暮らしてから
我が家に来る予定です。
長毛種の大型猫です。
絶賛お名前考え中です。



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