証拠捏造が無実の証明

袴田事件の「着衣」。
味噌樽の中から1年後に、赤い血のついた衣類が出てきたが、サイズ違いで被告は入らなかった、という話だが。

物証を創作していたということは。
警察も検察も、無実だと分かっていたんだろうね。
「証拠物件の偽造までやった」ということが、冤罪の何よりの証拠だと、俺は考えるんだ。

余談だが。
私は、新聞社に勤めていたと言っても事件記者をやってない。日参して捜査関係者と信頼関係を築く事件屋さん………の書いた原稿を受け取って、見出しを付け、紙面に割り付ける(馬鹿にされる)お仕事をやってましたw

見出しのために原稿を読んでるとね、論理の飛躍やコジツケに敏感になるんだ。
論文査読者をうんと身分低くした感じかな。

無理に主語を広げてる、述部が2段構え、述部が細かく沢山ある、余分な修飾で悪印象を持たせにかかってる………
一読して見出しを付けにくい原稿があると、おそれながらと執筆者に問い合わせ、どういう見出しにしたいのか確認するんだが。
そういう場合、記者に何らかの意図があるか、記者が未熟で、取材対象者の印象操作に引っかかって、言い値で書いちゃったからツジツマ合わない所がそのまま入っちゃったとか、がよくあった。
ツジツマ合わない小細工がある、ということは、そうせざるを得ない事情があったと思っていいんです。

だから「1年後に血痕着衣が出てきた」なら、警察も検察も、無実だと確信してヤッとったんじゃないかなぁ。
証拠の捏造ってのは「捏造しなけりゃ持たない」と自覚しとったわけでしょ。

さらに。
「そんなこと、既に日本中が気付いとるわ」
と言われればその通りなんだが。
無実と分かりながら死刑を求刑し、今また、死亡狙いで引き伸ばしやってるとしたら………

権力に属するという自意識・優越感・被害者意識・快感が「人の良心をどれだけ麻痺させるのか?」改めて考えたほうがいい。

駐輪場管理人、市福祉課、保育士、保健師、教師、元校長、町内会長、民生委員、看護士、介護士、心理士、アルファ垢、親、採用面接者、職安、ヤフコメ民、作業所職員、スポーツコーチ、政党人……………袴田事件みたいなことやってる奴、いっぱい居るぞ。

つか、今の日本で、検察官化してない奴は、あまり居ない。もし居たら障害者か犯罪者に認定済だろなぁw

袴田事件は日本の縮図。
官や司法の威厳を保つためには、裁判所が迅速にイチ抜けたを宣言、「証拠捏造」をガッツリ明記し、司法の崇高な存在意義を国民に伝えることで………司法腐敗を検察のみに負わせる手しかないだろうw
(損得勘定的な提案に走るのは関西人の性)

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