「頭おかしい元記者」

「元記者でtwitterやってるのは……」
元明石市長の泉氏が公表した、氏に寄せられた罵倒だそうである。

泉氏、ぬかったな。
これは賛同する人が多すぎてダメだろwww

俺はとりあえず該当しない、1年前にtwitter永久凍結処分を受けたから。
だが「元記者は頭おかしい」なら、かなりな割合で責めを負う自信はある。

けっきょく、情報発信というのは権威であり権力である。
だから皆さん、辞めても前の肩書にしがみ付く。
育児話ひとつ読ませるのにも前職がなければ勝負できない。
読むほうも「元〇〇が右か左か自分の側に付いてくれた」を求めて群がる。

だから「元記者」というのは、文章が下手糞でも、一瞬の在籍でも、ただのホラでも、それをウリにしている限り、右か左か素人か、権威の欲しい人たちには何となく需要があるものだ。
「元記者は頭おかしい」
これは、その敵方から発せられる台詞であり、そっち側にはそっち側で御用達の元記者がいるのだ。四方八方、全方位から「頭おかしい」と非難される元記者はまずいない。

だが、全方位から非難を浴びる方法が、ないわけでもない。
「前職の肩書きを換金する」を批判する。これだけで良い。
元記者たちを敵に回すし、右・左翼も怒る、自分に都合の良いマスコミ批判を元記者に語ってほしい大衆も怒る。そりゃもう、全員怒る。

実際やってみた。
左右が各々発する「元記者は頭おかしい」よりも、一段上の「あれは記者ではない」という境地を得られた。雲海の上をジェット機で飛ぶような爽快感がある。
もはや、宇宙飛行士に近いかもしれない。
「地球は青かった」じゃなく「地球はアホやった」だ。

「前職の肩書きを使わない」これを守ると「元記者は頭おかしい」を独り占めできる。
石井孝明氏がいくら失言しても右翼ぐらいは支持される。
鮫島浩氏の文章がいくら読みにくくても協会賞ホルダーの威光は消えない。
俺は「頭おかしい」点においては、他の追随を許さないだろう。

なにしろ、嫁の精神病を介護していた件が会社にバレた時、デスクが俺の隣に座って6時間以上「マル精、マル精、マル精」と呟き続けた。デスクがマル精呪文を唱えている間に県版が2回降りたのである。デスクの精神がちょっと心配になったw。
その後も、職場で毎日、マル精、マル精、マル精、あまりにも呼ばれ続けるので、業務上のサイン、支局への電話連絡、すべてを本名から「マル精」に改めた。
「もっしもーし、東京整理部のマル精でーす!」
「はーい、前橋のマル精でーす!」
さる事情で捨鉢になった支局次長もいらして、ノリノリだった。

さっそく部長に呼び出された。
「なんだ、これは」
「雅号です」
「はぁ?」
「わたくしの、雅号であります」
「ふざけるなよ」
「なんでぇな、延々、マル精とお呼びになるもんで、これはもう、マル精と名乗るしかおまへんがな、ぶちょ、勤務表もマル精に……」
「とにかくヤメろ」

在職中から「マル精」と呼ばれ、退職後は「旧肩書の換金」を否定。
「頭おかしい元記者」の権化というか、リーディングカンパニーというか。
まぁ任せてくれやwww

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