サンタの存在を信じる小6娘がサンタの正体を知った日
以前こんな記事を書きました。
年末に断捨離モードに入ったため、後日談が完全に出遅れてしまいましたが、もう1年様子を見るはずが、クリスマス当日にカミングアウトするはめになりました。
時は遡り、クリスマスイブ前日の話。
小6娘がサンタに更なるお願いがあるという。
「ねえ、あと百合漫画がほしい。」
「百合漫画って何?」
「女の子と女の子の。」
ああ、、女の子と女の子の恋愛ね。。
「うーん…。今からじゃもうサンタさんにお願いしても間に合わないんじゃないかなぁ? もしかしたら後から届くかもね。」
なんて、誤魔化しておき、漫画のタイトルを聞き出した。
後から中3娘に聞くと、
「え、マジで? あれヤバいんじゃない?」
年齢的に相応しいかどうかが疑わしい反応。
(後から調べたが不相応ってことでもないらしい。)
ただ、ネットで注文するにもクリスマス朝までには間に合わない。
ちょうどその夜、主人が出かける用事があるという。
「お願い!書店によって、もし「○○」っていう漫画があったら買ってきて。」
しかし、主人によると漫画はやっぱり置いておらず「お取り寄せになる」と言うことだった。
50近いおっさんが女の子同士の恋愛漫画を店員さんに問い合わせただけの残念な結果となってしまった。
仕方なくA4用紙をラッピングして、クリスマスイブの夜中に枕元に置いておいた。
次の日。
学校から帰ってきても小6娘は、
「サンタさんがプレゼント持ってきてくれなかった。」と拗ねている。
やはりA4用紙だけでは弱すぎたか(笑)
「急だとやっぱり間に合わないみたいよー。」
しかし、サンタさんならどうにかしてくれると思っていたのだろうか。
全然機嫌が直らない。
実在しない人間に向かって怒っている姿を見て、私はもう全てをバラしたくなった。
こっそり中3娘を呼んで、
「もうこの機会に本当のこと言おうか。」
「それでいいと思う。」
そして、機嫌の悪い小6娘をリビングに呼んだ。
「大事な話があります。」
「何?」
「サンタさんはいません。ずっとお母さんでした。
だから、本当に急に言われても漫画は買えなかったの。ごめんね。」
信じていたものがそうではなかったと知り、言いようのない気持ちになっていたのだろう。
「何でか知らんけど、涙出てくるー。」と泣いていた。
私達は騙しているつもりはないのだけど、結果的には騙しているのと同じことだ。「騙している」というと言葉は悪いけど、決して悪気があるわけじゃない。
それを小6娘も何となく感じているのだろう。
結果的には騙されたようだけど、今まで自分にプレゼントし続けてくれたという事実もあるわけで。
「だから、機嫌直してくれる?漫画また買ってくるから。」
「漫画もういらん。もう欲しくなくなった。」(←これは何故だ??)
「じゃあ、他にほしいものある? 少々高くてもいいよ。」
「じゃあ、ニンテンドーSwitch。」
実は、ニンテンドーSwitchは以前もおねだりされたことがある。
(サンタさんじゃなくて母親の私に。今考えるとサンタさんには遠慮していたのだろうか??)
その時、私の使わなくなったiPhoneでSkyというオンラインゲームばかりやっていたので、「ゲーム2つもいらんでしょ!」と一蹴していた。
年齢的にもあまり多くのゲームに触れさせたくないと思ったのだ。
その時中3娘が、
「SwitchでSkyが無料でできるらしいよ!」
「え、そうなん?」
調べてみたら本当だった。
「じゃあ、Switchでやればいいじゃん!」
問題は、今まで「母スマホでプレイしていた=母アカウントを使っている」ことだった。
将来自分のスマホを持つようになった時には、
「自分のアカウントでプレーする=母アカウントで今まで積み上げたものが消える」
ということである。
そのことについては、小6娘にも以前から話していた。
「もう、この機会にSkyを最初からやることにして、Switchを買って、自分のアカウントでキャラ育てていったらどう?」
少し考えてから、小6娘は言った。
「そうする。(全消去の)覚悟できた。」
すぐにネットでSwitchを検索。
普通のとライトの2種類がある。
ライトの方が色もいろいろあって、カラフル。
「私と言えば黄色だから、黄色がいい。」(何を根拠に??(笑))
そして、その場で購入ボタンを押した。
「サンタさんは、お母さんだったけど今の気持ちどう?」
「最高!お母さんありがとう~!」
よかった(笑)
そして、2日後には届き、設定も終わった。
Skyもゼロから楽しんでいる。
そして、名前だけは聞いたことがあった「スイカゲーム」も正月明けにインストール。
昨日、初めて私もスイカゲームに挑戦した。
・・・面白いじゃないか!!
私も子供のころにテトリスが大好きだったが、テトリスほどシンプルではない。
じわじわ転がって位置がゆっくり変わっていくところもあって、なかなか難しい!
ハマりすぎないように気を付けなければ。
小6娘にとって突然のカミングアウトは少々ショックだったみたいだけど、結果オーライで終わったのでよかったです(笑)
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