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人のピンチを見てざわざわ。それ共感性羞恥かも?

こんにちは。きのです。
ご覧くださりありがとうございます。

主にHSPや子育てに関する体験談を発信しています。

この記事では、共感性羞恥についてお伝えします。

自分のことではないのに、人の様子を見て気持ちがざわざわしてしまう。
そんなことありませんか?

例えば、職場で同僚が注意されているのを見たり聞いたりするだけで、まるで自分が注意されているかのように受け取ってしまう。

画面越しであっても、ドラマや映画などのハラハラするような場面はドキドキして観ていられない。

それは、共感性羞恥という名称の付いた心の状態かもしれません。

▼共感性羞恥とは?


共感性羞恥とは、以下に引用するような状態をいいます。

「共感性羞恥」とは、他人が恥をかいていたり笑われたりしている様子を見ると、まるで自分が同じ目にあっているように恥ずかしさや居たたまれなさを感じるという心の状態のこと。

克服する必要はナシ?「共感性羞恥」の原因と意外な強み│COSMOPOLITAN

いろいろな要因があるようですが、いわゆるHSPさんのような、感受性が豊かであったり共感性が高いタイプの場合にも感じやすいそうです。

私の例でいうと、子どもの頃から人の様子やテレビから流れるシーンなどにすぐそわそわした気持ちを抱いてしまうタイプで、そんな自分はおかしいのではとずっと疑問でした。

子どもの頃は特に、学校生活の場面で先生が学級全体に対して怒ったり、クラスメイトが注意されているのを見るのがとても辛かった記憶があります。

大人になってからも、職場で同僚が注意されていたり、家庭でパートナーが子どもを叱っていたりなど…。
同じ空間に怒っている人や不機嫌な人がいると、自分が怒られていなくても動悸がしたりとても辛い気持ちになってしまいます。

テレビドラマなどでも、登場人物がひどい目に合ってしまうようなシーンは目を逸らしたりテレビを消したり、まともに観られないことが多いです。

私の場合は2021年にHSPを知った頃に共感性羞恥という言葉も知り、「自分がおかしいんじゃなくて、名前のある感情反応のひとつだったんだ!」と、とてもほっとしました。

HSPという特徴に関連付けて考えても、納得できる反応だと感じました。
他者の様子を自分ごとのように感じられる共感性の高さ、そういった脳反応の仕組みが、共感性羞恥という反応を起こさせるのだと理解しました。

▼共感性羞恥の対策


共感性羞恥という言葉を知り納得した上で、次のような対策を自分なりに取れるようになっていきました。

自分の中にダメージが残るようなざわざわした気持ちは、少しでも減らせるように対策できるといいですよね。

できる限りその場から離れる

不機嫌な人がいたり、誰かが注意されているような場面に遭遇して気持ちがざわざわしたら、可能な限りその場から離れるようにしています。

人の不機嫌をすべて受け取る必要はありませんし、見えたり聞こえたりする注意は、注意している人、されている人の課題だったりします。場の空気をすべて自分事のように感じなくていいんですよね。

そうはいっても何も感じないようにするのはとても難しいので、できる限りそういった場からはそっと離れるようになりました。

それだけでも気持ちが少しラクになります。

情報との距離を取る

テレビやSNSなどから受け取る情報によって気持ちが落ち込んでしまうような場合は、そういった情報を見たり聞いたりする機会を減らすために、そもそも触れる時間を少なくします。

暴力的な映像や、悲しいニュースなどに影響されやすい方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

時には悲しいことを知らなくてはいけない場合もあるかもしれませんが、必要以上に情報を受け取らないように注意してみるといいかもしれません。 

私はHSPを知ってから無意味にテレビを観ることが自然となくなりました。
情報から自分を守っていいのだと思えるようになりました。

静かに心を落ち着かせる

もし何かを受け取って気持ちが居た堪れなくなってしまったら、その原因と距離を取った上で、なるべく静かに心を落ち着かせる時間を設けましょう。

目を閉じたり、深呼吸してみたり、自分の心が落ち着くものを何かイメージしてみたり、お気に入りのアイテムを持ち歩くなどもいいかもしれませんね。

辛い気持ちは必ずしも自分に起こっているものではないと、まわりとの境界線を改めて意識するような考えを思い浮かべるのもおすすめです。

まずは、自分の心をいちばんに落ち着かせてあげましょう。

▼自分の状態に名称があると知るだけでも安心する


以上、共感性羞恥についてお伝えしました。

この共感性羞恥のように、自分のよくわからない状態や反応などが、名称がつくものなのだと知るだけでも少し安心しますよね。

自分の状態を知識として理解することで、具体的な対策を考えられるようになっていきます。

これからも様々な体験談をお届けします。
最後までご覧くださりありがとうございました。

筆者の詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください。



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