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自分にとってデザインってなに?

こんにちは!とある大阪の専門学校にて、Webデザインを勉強中の木下です。
今回は、デザイナーの面接の場で聞かれることが多い「あなたにとってデザインとはなんですか?」という質問について記事にしてみました。
私が自分にとってのデザインとは何なのかを導き出した方法や考え方をご紹介します!
そして、私の中で納得できる答えを出すために、過去の私のデザインへの意識や行動を振り返り、3つの経験によって気づけたことを綴ろうと思います。
今デザイナーを目指している方や就活中のデザイナー志望の方は、自分にとってデザインとは何かを一緒に考えながら読んでいただきたいです!


1. 自分の「デザインへの意識」を考える

私はWebデザインを勉強し始めて1年が経っても、主観でつくったデザインしかできませんでした。
学校の展示会や先生など多数の人に私の制作を見せた時に、私が好きなテイスト・私が見やすい・私がわかりやすいといった主観でつくったデザインは、いったい何がコンセプトの制作なのか、誰がターゲットなのかがデザインを見る相手に理解してもらえない・理解するのが遅くなってしまうことが多いと気づきました。
多数の人に自分の制作を見てもらえたことで、私のつくるデザインは、デザインの先に居る人(ターゲット)のことを全く考えられていないと気づくことができました。

その経験から私は、常にコンセプト・ターゲットのことを考えながらデザインするように心がけるようになりました。

余談ですが、もし今、過去の私のように自分の好きなテイスト・自分が見やすい・自分がわかりやすいといった、「相手」ではなく「自分」が主語のデザインをつくっている方は、同じようなデザインしかできない悩み・デザインの幅が狭まる悩みを持っているのではないでしょうか?例えば、企業向けのコンセプトで、自分が好きなイラスト調のパステルカラーを使用したデザインをする→見る人が「誰向け?」「これは何?」となってもおかしくありません。企業向けのコンセプトならば、それを見る・使う人の年齢層や性別、職種などターゲットを掘り下げよく考えてデザインしなければ、ターゲットに「自分がターゲットだ」と思わせることすらもできません。内容をよく見てもらうには、最初の印象が大事であるため、コンセプトやターゲットのことをよく考えてデザインをしなければいけないのではないかと考えます。私独自の改善法なので確証はないのですが、少しずつデザインの先に居る人のことを考えながら制作してみることをお勧めします。そうすると、自分<<<ターゲットと言う考え方になり、ターゲットに合ったデザインを考えやすくなるかもしれません。私も考え方を変えてから、理想のデザイナーに近づきつつあると感じています。

↑飛ばしていただいて構いません!

余談はさておき、自分の「デザインへの意識」を考えたことで、私は常にコンセプト・ターゲットのことを考えながらデザインするように心がけているということに気づくことができました。


2. デザインをする際に行った行動を振り返る

初めて学校で作品展示会を経験をした私は、自己判断でデザインを決めないように、次の制作から積極的に先輩や先生に自分のデザインを見せに行きました。学校以外では、インターン先のデザイナーさんに時間をいただき、制作を見せて改善点を聞き出し、繰り返しデザインのアップデートを続けました。 目上の人だけでなく同級生にも聞きました。エンジニア志望の子にも聞くことで、コーディングのしやすいデザインを心がけることができました。

私以外の人にデザインを見せる行動をした理由は、私がつくったものはどうしても良く見えてしまうと考えたからです。ものづくりは楽しくやりがいがあるため、つくり終わると満足してしまいがちです。しかし、デザイナーは相手やターゲットが満足するものをつくる人であり、自分が満足するものをつくる人ではないです。自分以外の人に、こういうターゲットとコンセプトでつくったと伝え、ビジュアルデザインにそれを落とし込めているかが伝わるかどうかが大切だと思います。

自分の「デザインをする際に行った行動」を振り返ったことで、私は自己判断でデザインを決めないよう、相手やターゲットが満足するものを意識してつくっていることに気づくことができました。


3. デザインに対する意識と行動を考え気づきを見つける

デザインの先に居る人のことを考えデザインするうちに、デザインとアートは全く違うものだと気づきました。デザインとアートは一括りにされることが多く、私も似ているものだと思っていましたが、
アートは自分の表現したいものやメッセージなどを自分の感性100%で作るいわば自己表現ツールであり、デザインは(簡単に言いすぎると)人にわかりやすく伝わりやすくするためのツールであると気づきました。

もし、『環境問題を解決するアプリです!私が思うがままにデザインしました!!』と打ち出したとしたら、どうなると思いますか?
サービスを使ってもらえない、といった答えの方が多いのではないでしょうか。アートと違いサイトやアプリは、そのターゲットを深く深く考えたデザインでないと使ってもらえません。
このことから私は、デザインとアートは全く違うものとして認識するべきだと考えました。

私の「デザインに対する意識と行動」を考えたことで、アートは自己表現、デザインは人のためにつくるものであることを自分の中で定義づけました。

少なくとも、webデザインを自己表現の場にはしてはいけないことだとデザインを学ぶ中で気づくことができました。


4. 経験を踏まえ、自分にとってのデザインとは何かを考える

私の中で納得できる答えを出すために、過去の私のデザインへの意識や行動を振り返り「私にとってのデザインとは」を考えることができました。そして私にとってデザインとは、人のためのものづくりを叶えることができるものである、という答えを出すことができました。
下のリンク記事では、より鮮明に私のものづくりへの思いやwebデザインに出会った経緯を記載しています。

最後に。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
私事ながら無事に就活を終えることができました。
過去のデザインや行動を振り返り、自分のデザインへの思いや意識を固めたことで「私にとってデザインとは何か」を私の中で明確にし就活に臨むことができました。

デザイナーの面接の場では、「あなたにとってデザインとはなんですか?」といったニュアンスの質問をされることが多かったです。私は合計3社の面接に挑みましたが、全ての会社にこの質問をされました。

これを読んだ皆様に「皆様にとってのデザイン」がイメージできるようなお手伝いができ、この記事が少しでも制作や就活の役に立つことができると幸いです。


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