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JR北海道・宗谷本線の「貨車改造駅」全駅の写真集

JR北海道の42個の無人駅が廃止検討されている事が話題になっている。
42駅という数は北海道内にある全駅の1割強で、その内の4駅は2024春にも廃駅となるようだ。

今回、発表された廃止検討の駅で特筆すべきなのは、宗谷本線の数の多さだろう。

北海道の、いや、日本の最果てと言うに相応しい、名寄より北にある駅がほとんど滅亡してしまう事になる。

遅かれ早かれ廃駅となりそうな無人駅は、実際に宗谷本線の普通列車に乗ってみると鉄道ファンでない人が利用している形跡の無い駅ばかりで、JR北海道としては早めに潰したいのだろうな、、、と言う思惑が感じられる。

残念だが、しょうがない。
この春に乗り鉄したけれど、現実に乗降客いなかった。


と言うことで、
今回は宗谷本線にまつわる話題をお届けしよう。

宗谷本線の貨車駅舎の全駅を紹介する趣旨の記事を書いてみる。
「貨車改造駅採集・宗谷本線編」だ。
これさえ読めば、貴方も、貨車改造駅マニアの称号が得られる。←なにそれ??

既に廃駅となった貨車改造駅を前半の無料パートで。
これから廃駅になりそうな、いまのところ現役の貨車駅舎を後半の有料パートでお伝えする。

2018年時点で現存していた北海道内の貨車駅を網羅してある。

この記事を一読する事で、これから宗谷本線を乗り鉄するアナタの有益な情報となるであろう。

それでは。
貨車改造駅採集、宗谷本線編の始まりだ。


紋穂内駅

世界で最も美しい貨車改造駅が、この紋穂内駅だ。
現代アートと言っても過言では無い、退廃的な美を体現していた駅である。

この駅は2021年に廃駅となり、既に解体されている。
今はもう、跡形もない。

安牛駅

この駅の周辺にはコンビニはおろか、自動販売機さえ無い。
何も無い。
貨車改造の待合室から続く一本道の先には、虚無が待っている。

安牛駅の最終営業日に訪れると、映画「鉄道員」の高倉健のような、国鉄時代の物と思われる制服の紳士がいらっしゃった。
ワタシの存在に気付くと敬礼で応えてくれた。
クールだ!

上幌延駅

このような秘境駅に用のある人間は居ない。
近年の合理化で当たり前に廃駅となった。

安牛駅と上幌延駅は、駅のあった場所の近くに文化財的なノリで保存されている。
列車の車窓から見える位置に鎮座しているので、宗谷本線に乗る際は要チェックだ。

この上幌延駅の最後の写真、廃駅に際し行われたフォトコンテストで入賞を果たした。
「上幌延駅・安牛駅今昔フォトコンテスト」と言うマニアックな企画だったが、賞品として幌延町名産品の鴨肉を頂いた。
美味しい。

この受賞が評価され、ワタシは貨車改造駅のグランドマスターとなったのである。

歌内駅

JR北海道に棄てられた後、自治体の管理になったものの、たった1年で見離され、2022年に廃駅になった歌内駅。
この駅の廃駅を以って、宗谷本線名物だった、このデザインの古き良き貨車改造駅は姿を消した。
後述する下沼駅は「ぬまきひょん」と言う謎キャラに毒されている。

ここまで、よく付いてきた。
アナタは忍耐力のある知性的な読者だ。

さて、ここから有料だ。
小銭を投げてくれ。

下沼駅

現存する唯一の、昔ながらの、白と青の貨車駅舎が、この下沼駅だ。
だが、「ぬまきひょん」と言う謎のキャラクターに、既に喰われてしまっている。
なんなんだ、コイツは。

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