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猫のいる生活は楽しくて幸せ

うちには現在猫が5匹と犬が1匹いる。猫は全員野良で、犬は動物愛護センターから譲り受けた元保護犬。自他共に認める動物貧乏家族だ。

7月に1匹虹の橋を渡ってしまったので現在5匹だが、年末までにもう1匹増える予定だ。母が近所の方から託された畑で野菜を作っているのだが、整備事業で市に買い上げられることになった。12月末までに引き上げる約束なのだが、そこに住み着いている猫の寝る場所がなくなってしまうので、うちにお迎えしようと話している。が、うちの猫どもはなかなか気が強い。野良で生き抜いてきた猫はもっと気が強い。仲良くなれないと思うが、里親はおそらく見つからないと思っている。これまでに何度か譲渡会に参加してみたり、ネットで里親募集を呼びかけてみたりしたけど、猫は里親が見つかりにくいのだ。

24年ぐらい前になるが、当時飼っていた犬の散歩中に、捨てられたのか親とはぐれてしまったのかわからないが、子猫が草の中から出てきて、ニャーニャー言いながら家までついてきてしまった。仕方ないので家の外に段ボールで寝床を作ってやって餌を与えていたのだが、引っ越しすることになり家猫に格上げされた。
これまで外で暮らしていたのだから家の中だけでは窮屈だろうと時々外へだしてやっていたのだが、近所の人が「猫が庭を荒らす」と話すのが聞こえてきたり、喧嘩しては大怪我をして帰ってきたりするので、家から出さないようになった。
それが家猫を飼う生活の始まり。
そこから大きな道路の真ん中で立ち尽くしている子猫を助けたり、庭に居着いちゃって避妊に連れて行ったら情が湧いてしまったり、親猫(野良猫)が「この子をよろしくね」と置いていっちゃったりして、常時5〜6匹がいる状態だ。多頭飼いはよくないと言う人もいるがしょうがない。喧嘩もするし(じゃれあいではなく本気喧嘩もよくある)個性が強いので仲良くもないけどなんとか暮らせている。毎日毎日おもしろいことをやらかして笑わせてくれる。病気や死など辛いことも悲しいこともあるが、ひっくるめて「猫との生活」だ。

うちにくる猫はなぜかオスは気が弱く優しい。顔がかわいい。メスは気が強く自己主張が激しい。これは飼っている人間に似てしまったのかと笑える時がある。うちの父は優しくて穏やかな人だった(去年他界しました)が、母は攻撃的。母と娘3人の女性勢力が強くて父は黙って従う感じだった。

猫は基本的にほったらかしでいいので楽だ。甘えたい時だけ擦り寄ってくる。私が甘えたい時は強引に抱っこしてスリスリする。抱っこがきらいな猫だらけなので私が猫撫で声で呼びながら近づくと秒でいなくなる。ま、そんなところもかわいい。猫吸いは猫好きな人にはたまらない癒しだが、うちの猫たちはあまりやらせてくれない。でも10秒ぐらいは我慢してくれる。我慢してる顔が面白くてかわいい。

と、うちの猫をどこかでかわいいと言いたいのだが、私の周りには猫嫌い派が多いので聞いてくれない。なので、ここで書いていこうと思っている。
猫好きになってしまったのには訳があるのだ。ドキュンと心を撃ち抜かれた瞬間がたくさんあるのだ。心の中にしまっておくのは寂しい。

早速だが、見出しに使ったイラスト。
昨日魚の形のケリケリを抱えて寝ていて、可愛さに脱力した。

ケリケリを抱えてどんな夢をみているのかな?

この子はうちの唯一の男子。だいすけくん。茶虎の5歳。
9月の暑い日の夜8時ごろ、空家のどこからかピーピー鳴き声が聞こえて、どうしたのかなぁと思って一度は通り過ぎるも、気になって1時間後にもう一度行くと鳴き声は聞こえるけど弱々しくなってきてて、母猫が現れるかもと30分様子をみたけど気配なし。空家の横の物入れの扉をあけると(鍵はない)洗濯機があって、その中に子猫がいた!抱き上げると冷たくなってきてて慌てて家に帰り、ヒーターを用意して温めた。開いている店を探して猫のミルクを買ってきて飲ませたのだが、哺乳瓶を全く嫌がらずゴッキュンゴッキュンすごい勢いで飲んだのを覚えている。
生後1週間経つか経たないかぐらいで、まだ臍の緒が付いていたし目が開いてなかった。目も開いていない赤ちゃんを育てるのは大変だが、愛おしさのほうが勝る。4時間おきのミルクだったが、ダイスケくんを保護する2ヶ月前に生まれたての子猫を保護して育てていたのでちゃんとママをすることができた。その後もミルク大好きでコロコロした可愛い子猫だったが、そのまま大きくなっちゃってデブ猫ちゃんである。

人形かと思うぐらいボケーっと座ってて、お気に入りの寝床をいつも取られてしまうちょっとお間抜けさんなのだが、触りすぎるとすごく怒る。だいすけくんは尻尾がぐるっと回ってて短く太い(お腹の中で曲がっちゃうんだと)のだが、棍棒のようにブンブン振って「怒っているぞ」と言っている。これがまた可愛くて、さらに触ると噛みつきたいのを堪えて前足を舐めている。噛み癖が小さい時からあったのだが噛まれると痛いので、叱っていたら我慢して自分を舐めるようになった。我慢しているのが健気で可哀想になって、ここでイジるのはストップする。
ボケーっとしている姿がかわいい、私の癒し担当である。

私はロゴやマークなどのデザインも行っているのだが、時に手描きで作成したくなる物件がある。思うイメージを具体化したいため自分で描くことが多いのだが日頃から練習していないとスムーズに描けない。そのため練習を兼ねて猫の絵を描いている。これからうちの猫たちの可愛くて面白い話を絵と一緒にご紹介していきたいと思う。
手描きと言っても私の場合筆やペンではなく、筆の棒の先や割り箸などで描く。筆では出せない線の面白さがあって気に入っている。この書き方を私は勝手に「スティックドローイング」と名付け、やってみたい人に伝授している。近々noteでもご紹介できるようにしたいと考えて準備中だ。

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