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小説と文章の境目

小説と判断する境目

ここから書くことは、おそらく文章だ。だから小説ではない、と、私は一応考えている。しかし、人によっては「これは小説だ」と言うかもしれない。

小説を書くと決めて書く文章と、小説ではないと決めて書く文章は、何が違うのか疑問に思ったのが、この文章を書き始めたきっかけだ。ひょっとするとエッセイなのかもしれないし、もしかすると詩なのかもしれない。
しかしその判断は、人によって違うのだろう。

たとえば、書き手にとってはライトノベルであっても、誰かにとっては人生を変えた聖典かもしれないし、どうしようもないチラシの1枚に過ぎないのかもしれない。これは美人の概念が、人によって違うのとよく似ていると思う。

今はTwitterノベルというものがある。1ツイート140文字に納めた、ハッとする短歌のような小説だ。
きっと、今後は、長いながい小説を得る機会の方が難しくなるだろう。読み手になる人間にとって、長すぎると刺激が足りず、刺激が起きるところまで読み進めるには時間が足りない人も多いからだ。

ソーシャルゲームのように、長文にヒットするには、ガチャを回さなくちゃいけないかもしれない。そしてその人数がどんどん減ったとしたら……。

それはそれで、見てみたい。
ミュージックビデオと同じく、ハッとする瞬間がすぐに来る、麻薬のような文章だらけになるだろう。

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