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初めて人に勧めたくなった映画

映画「BLUE GIANT」を観た
きっかけは数十秒のラジオCM、しかも原作漫画の単行本を紹介するもの

CMの中で「映画とは違って、漫画では読者の想像力に頼るしかないんだよなぁ」といったセリフで、映画が公開されていることを知っただけ


題材はJAZZ、実写ではなくアニメ。


前提知識はそれくらい
原作を読んだこともないし、特に主人公の声優をつとめた俳優のファンでもなく、JAZZを普段からよく聴いているわけでもない

ただなんとなく”勘”が働き、予定の合間を縫って映画館へ

結果は大当たり
とにかく真っ直ぐな映画、そして音楽も最高(演奏者も後から知った)

本や映画は、その人のバックグラウンドやその時の状況や心境などによって感じ方が全く異なるものというのが持論なので、良い本や映画と自分が感じても、むやみやたらに他人に勧めることは一切してこなかった

ただ、この映画だけは違った

とにかく観た後の感想は


他の人にも観て、感じて欲しい


しかも映画館で

この映画の良さは、きっと映画館でしか伝わらない
TVやタブレットでは、この映画の本質的な良さはほぼ失われてしまう

映画の興行ランキング上位には決して出てこない
なぜならぱっと見ファミリー向けではないし、プロモーションにもそれほどお金をかけていないから

JAZZ好きや原作アニメファンなど限定された界隈でなく、もっと広く伝わって欲しい

ということで、自分の身の回りにはここ数ヶ月、口コミで広めてみた

もうすぐ上映期間も終わってしまう
DOLBY ATMOSなど、スペシャルな音響設備のスクリーンは既に別の映画に置き換わってしまっているけれど、まだ間に合う人には見て欲しい

「映画館でしか体験できない、今しかない瞬間を味わって欲しい」

この方向性のプロモーションも打ち出して良かったのではないかと思う

違う種類のグッズ欲しさに同じ映画を何十回みることを否定はしないし、海外で賞を取る話題作や迷宮知らずの名探偵もいいけれど、こういうシンプルで真っ直ぐな映画もたまにはいい

自分も上映期間終了前にもう一回体験しに行こうと思う

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