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Dについて② 数霊四と三角形


以下の続きになります。

・数霊D

Dはアルファベットにおいて4番目になります。
日本語とアルファベットは数霊を共有しており4がもつメッセージをDと日本語の「し」や「よん」は共通しています。

DEATH 死 

このことから4を不吉な数としますが、

幸せ し(4)あわせ

もあります。

例えば終わりのない命があったとして、それは幸せなのでしょうか?

死があるから歩き
死があるから走り
死があるから休む
そこに幸せも生まれてくる

終わりなき生にそういった意思が生まれるのでしょうか?

そのように考えたとき4が「死」と「幸せ」を内包しているのはそういうことなのかもしれません。

また4は非常に安定した数になります。
四角形を思い浮かべてみてください。
タロットカードにおいては4は皇帝となり秩序を生み出し安定させるための行動力、責任感を表すと考えられています。
そして心の中の男性性と女性性の統合も表しています。

ユング心理学においてはキリスト教の三身一体の三角形は女性性が抜けているために不安定である、と考えます。
ここにおいては女性性のシンボルは、「肉体」や「悪」であるとされます。キリスト教の肉体と悪への不寛容さが不安定を生み出し、そして不安定ゆえに進歩が生まれた、との考えは現状をよく表しているように感じます。

死を内包した肉体とそれを生み出す女性
安定とそれを生み出すための行動力、責任感
行動力と責任感も整った肉体から発せられる意思である
それらがあった上での幸せ

数霊によるDのイメージが見えてきたのではないでしょうか

・Dの接頭語

次にDから始まる単語について触れていきましょう

といってもその多くがdeやdis、demoなどの接頭語を使用した単語になるのでそこまで大変な作業ではないはずです。

ちなみに最初に触れたDEATHはDEAD(死んでいる状態)から派生しており、DIE(死ぬ、枯れる)同様、語源の状態から既に「死」を含んでいるようです。

・接頭語 de(down)(下へ、離れて)
  ・depress:落胆させる
   “de”(下へ)+“press”(押す)
    ※力によって押し下げる→気持ちを押し下げる→落胆させる

・接頭語 dis(離れて、〜でない、〜を欠いている)
  続く語句の打ち消しに使われます。
  ・disease:病気
  “dis”(離れて)+“ease”(安心)
   ※安心から離れる→病気

https://foreignlang.ecc.co.jp/know/k00124d

他にも接頭語はありますが私の時間の余裕的に調べるのが大変なのでここまでにします。

・接頭語ではないDから始まる語句

・DAY これは太陽が昇ってから沈むまでを表した古英語のdægが元ではないかとされているのです。

・DERICIOUS 1300年頃にさかのぼるこの単語は、「感覚に喜びを与える、最高度に気持ちが良い」という意味で使われる(deliciouslyとして示されている)。ラテン語のdelicia(複数形 deliciae)「喜び、誘惑、魅力」、それからdelicere「誘惑する、心を引く」に由来します。


これに関連して

・DOREAM  これは古英語において喜び、陽気、騒々しい楽しみ、音楽、を意味していました。

このさらに共通してDANCEもありますね。

DANCEは古ラテン語のdeanteからきていて、「緊張と解緊の連続」で、 それが転じて「はねる、 と ぶ」という意味に変容し、さらに「踊り・舞踊」、あるいは「踊る・舞う」を意味するようになった、と考えられるようです。

・DAMN 意味は「忌まわしい」で、語源はdamnare(非難する)に由来します。

・DAMAGE 語源はラテン語のdamnum(損害)に由来します。

・DARK 語源は古期英語の「deorc(暗い・邪悪な)」から、中期英語の「derk(暗い)」を経て、現在の「dark」となったとされます。

・DEMON はdaimōn から
① 古代ギリシアの超自然的存在で、精霊ないし鬼神。キリスト教の発展によって異端とされ、悪霊の意となる。〔外来語辞典(1914)〕
② 近代においては、芸術的創造などの根源となるようなとらえがたい力や衝動。また、人間の心に潜む破滅的な願望。

https://kotobank.jp/word/デーモン-6231#goog_rewarded

・総括

意味が多岐に渡りDの箱に組み込まれた概念を想定するのが難しいように思えるかもしれません。しかし私にはこれらの語句が集約し、内包する存在について心当たりがあります。

ディオニソス(Dionȳsos)です。

ΔΙΟΝΥΣΟΣ

Δ(デルタ)はフェニキア文字におけるダレト。

どちらかというと▽ですね。

女性の陰部(デルタゾーン)を指すのにも使われます。

ディオニソスの詳細は後の記事に任せますが、ニーチェはギリシャ悲劇をディオニソス的なものとアポロン的なもの、という視点から説明しました。

ディオニソス的、とは簡単にいうと、

祝祭、忘我、混沌、陶酔

創造性へ向かう根源からの欲求

オリンポス12神の一柱で死と再生の神。
信者の女性(マイナス)たちを引き連れた祭儀のいかがわしさから血に塗れた神話が数多くみられますが、後の権威からの誇張や誤解との見方も存在します。

沢山の仲間達と酒を片手にどんちゃん騒ぎするその様は私にはあの漫画を彷彿とさせるところがあります。

そういえば忘れていました。

ジャック・ド・モレー(Jacques de Molay)
レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)
ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)
ナポレオーネ・ディ・ブオナパルテ(Napoleone di Buonaparte)
ウォルト・ディズニー(Walt D isney)



etc…

これらのDはあくまで〜「家の」というような、ofのような使い方と認識されています。つまり出身や所属、起源、そういった意味ということです。


・DOMINANT 支配

15世紀中頃にさかのぼる dominauntは、四番目の天使の階級の名である ordre dominauntに由来しています。

これは古フランス語の dominant(13世紀)からきており、ラテン語のdominantem(主格は dominans)の現在分詞形から直接派生し、dominari「支配する、統治する」を意味し、これはdominus「、支配者」からきています。

さらにdominusはdomus「家」から派生しています(PIEの根 *dem-「家、家庭」から)。

つまり、Dをわざわざ名につけるのにはいくつかの暗黙の主張があって、高貴な支配者階級出身であることを、もしくはディオニソス的な創造性や開放性を自らのアイデンティティにしていることを、あるいはその両方を表している、と考えるのです。

もちろん時代を経るのにつれて、ただ貴族階級であることの誉れとして使うもの達もいたことでしょう。

まるで漫画のような世界ですね。

否、この世界を漫画として描いているのです。

余談ですがこのディオニソス、元々東方を彷徨いながら信者を獲得してきたようです。Dに含まれる「概念」=「神」がディオニソスだったとして、DAY「太陽の昇ってから沈むまでの時間」を含む彼であったとしたら、元々の太陽神とはディオニソスであるのかもしれません。

私たちがハプログループ Dを持っていることも何か不思議なご縁を感じませんか?

・最後に

この記事の最後となりますが、タロットカードの4、皇帝は男性性と女性性の統合でした。

これは安定を表す四角形であるとも考えましたが別の図形での解釈もできるでしょう。

女性を表す逆三角形

男性を表す正三角形

統合したとき

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

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