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【奥会津・南会津の旅2019②】村びとたちが集まる場…檜枝岐歌舞伎の舞台(福島県檜枝岐村)

“行き当たりばったり”な奥会津・南会津の旅2019の2回目。今回は檜枝岐歌舞伎が奉納される舞台を写真を中心にご紹介します。

前回の記事はコチラ↓

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その昔、江戸で歌舞伎を観劇した村びとが見よう見まねで村に伝えたのがはじまりとされる檜枝岐歌舞伎。以来270年にわたり、継承されてきたそうです。

公式サイトなどによると「昔のままの歌舞伎の姿を鑑賞できる」そうですが、今と昔で何が違うのかしらん? 歌舞伎に全く詳しくないので、そのへんは不明ですが、衣装づくりや化粧など裏方もすべて村びとが行なっているそう。
現在も村びとによる「千葉之家花駒座」が年に4回、歌舞伎を上演。村内には、歌舞伎の歴史を伝える歌舞伎伝承館もあります。

現在の上演日は以下の通り。

5月12日 愛宕神祭礼奉納歌舞伎(無料)
8月18日 鎮守神祭礼奉納歌舞伎(無料)
9月第1土曜日 歌舞伎の夕べ(1,000円※村内宿泊者は無料)

このほか、4月に公民館でも上演されるそう。

というわけで、わたしが村を訪ねた2019年8月18日は、鎮守神の祭礼の日だったのでした。もちろん鎮守神(と疱瘡神も)や愛宕神も参拝。そちらは明日アップします。

ちなみに歌舞伎が上演される茅葺の「檜枝岐の舞台」は、鎮守神社殿前に拝殿兼用として建立されたとのこと。

ここからは写真を中心にご紹介します。

「橋場のばんば」が見守る参道を抜けると(しまった!そちらを先にアップすべきだったか?)鎮守神と疱瘡神の社殿へいたる石段が。ここも観客席の一部なのかな(たぶん)。

結構鬱蒼とした感じです(わたしが好きな感じ(;^_^)

以下、鎮守神・疱瘡神の社殿から舞台を撮影させていただきました。

個人的に好きな写真

氏子もしくは歌舞伎関係者のもとへ駆けつける子ども連れの一家。お盆と歌舞伎見物を兼ねて帰省したのか、それとも村で暮らす人でしょうか。

なんかいい感じに撮れているーー。舞台そのものの魅力もありますが、祭りの日に村人が集まってきて、あいさつを交わす…という光景が好きです。
時代が令和になっても変わらぬ光景。

檜枝岐の歌舞伎は、もともと鎮守神祭礼に奉納するために上演されていたため、舞台も社殿に向かって建てられているそう。もちろん、同時に村びとも楽しみます。当時の歌舞伎は、村を上げての一大イベントだったんじゃないかな。

現在の舞台は明治30年に建設されたものとのこと。
檜枝岐村は、明治26年に起こった大火により、全村火災という大災害にみまわれます。歌舞伎の舞台も焼失してしまいますが、それでも4年後には再建。当時の人びとが歌舞伎をどれだけ楽しみにしていたのか、心の支えにしていたのかが、うかがえるエピソードです。
歌舞伎は檜枝岐村のシンボルであり、村びとの心を一つにする存在なのかもしれません。

手前の木(杉?)にピンを合わせてみた

氏子の方か歌舞伎関係者の方か? 写真を撮らせていただきました。

おふたりともよい表情をされています。

真夏の奥会津らしい濃い緑色を背景に、茅葺きの「檜枝岐の舞台」。

屋根だけのアップも撮影してみました↓

舞台全体を撮影。茅葺きに生える草がいい感じです。

歌舞伎が上演される夜の雰囲気もすばらしいです。今度こそは見てみたい!

奥会津・南会津の旅2019③では、歌舞伎が奉納される鎮守神と疱瘡神、愛宕神を紹介します。


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