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働く人生すごろく。-資本主義社会をどう生き抜くのか-

働くのが好きで、能力も意欲もある人にとってはユートピア。
働くのが嫌いで、意欲もない人にとってはディストピア。

当たり前な気がしますが、それがより加速されていくのだろうな、、、と思う近未来です。

ちなみに僕は、働くのは嫌いじゃないけど、そんなに意欲もある訳ではない、でもやりたくない仕事はやりたくない、くつろぎながら生きていきたい。という中途半端なモチベーションで最大のくつろぎ状態を目指したい、というスタンスなので、そうなるとこの資本主義社会の仕組みについてちゃんと考えないとダメだなと思っているので、いろいろ本を中心に学んでます。

年配の会社員の人のような、終身雇用、年功序列、定年後の年金での生活。ができるわけもなく、かといって今のZ世代のような、会社には頼らない前提での考えや覚悟もたいしてない。就職氷河期世代と言われた今の40代はすごーい中途半端な世代のような感じがします。僕は就職氷河期の一番最後ぐらい。

僕は会社員生活を10年近くやって、震災きっかけで父親の仕事を手伝い、副業がてらやっていた仕事がうまくいって、法人にして、株式投資などもやって、FIREまではいかないものの、賃労働FIREというような状況にはなってきました。

賃労働FIREは勝手に言ってますが、サイドFIREみたいなもので、嫌な賃労働をしなくても大丈夫な状態(でもある程度は稼ぐ必要はあり)と定義しています。

そんな自分のなんとなく流されながらたまたま良い状態になっているという働き人生を振り返りながら、この資本主義社会を大したモチベーションなく生き残っていくことは可能なのだろうか、というのを考えながら図にしてみました。


外資の会社をキャリアアップしながら転職を繰り返せるような人や、大手企業でやりがいのある仕事をできていると感じている人、明確な意思があってベンチャーなどで自己成長を求めて楽しめる人、といった強者はそのままで良いですが、なんとなく働いている人や、自己投資がYoutubeで学ぶぐらいの人や、仕事が嫌いだけど特に何もしていない人などはこれからより大変な未来が待っているなあ、、、と感じます。

まず大前提として、資本主義社会は続くと思ってます。少なくとも僕が生きている間は続くだろうし、この格差拡大しやすい新自由主義路線が日本ではまだしばらく続くんじゃないかなという気がします。

そして、ジョブ型、リスキリング、アンラーニング、というような流行り言葉は、そこに対応してよりエリートになる人と、対応せずにより落ちこぼれる人の差を拡大すると思います。

「ホモ・デウス」という本で、著者のハラリ氏は『一握りのエリート層が、大半の人類を「ユースレスクラス(無用者階級)」として支配するかもしれない』という未来を予想していますし、そうなりそう、、、

無用者になってしまったら、主導権はもちろん自分にはなく、会社から良いように使われ、やりがいのある仕事もできず、そこで思考停止してしまうといわゆるマルクスが言う、賃金奴隷のような存在になってしまいます。

そうなると一発逆転を狙っての仮想通貨とか、情報商材マルチなどでより弱者からの搾取、詐欺的商売などに手を出してしまい、大体失敗、、、となりそうです。

自己投資・スキルアップをしながら主導権のある雇われ仕事や、独立・起業をして充実した働く人生を送れるのが良さそうですが、そのためには持続したモチベーションは必要な気がします。

じゃあ、大した意欲がない場合はどうすれば良いのか、やはりマネーリテラシーを高めるようにして、嫌な仕事をしなくても良い状態に持っていくしかない、、、早めにお金の学びをするということだと思います。

できるだけ収入を増やす(副業などもして)、そしてできるだけ支出も減らす(節税・倹約)、そして貯金を投資に回して資産を増やしていく。

政府も来年からNISAを新しくするなど、より投資を活性化させたい感じです。ただ、大したマネーリテラシーがない人をターゲットにした投資セミナーや、詐欺もより増えていきそうですし、簡単に儲けたい、あまり考えたく
ないと言う人はまたカモにされていくのでしょう、、、

投資セミナーに何十万も払う人が結構いるみたいですが、そこに何十万払うぐらいなら、図書館で基本的な投資本を2-3冊借りて、ネット証券口座でも開いてまずは自分でその何十万を運用してみたら良いのに、と思います。

結局、自分で考えずに楽をしたい。という人は大体カモにされるか、うまくいかないケースがほとんどだと思うので、自分で考える癖をつけるとか、自分の経験値を高めながら学んでいく、とかそういったことかなあ、、と感じます。

くつろぐのも楽じゃない。


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