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電動昇降デスクと組み合わせて、作業環境に運動を取り入れるためにウォーキングマシンWalkingPad P1を購入した

2020年にFlexiSpotをブログに提供で頂いて電動昇降デスクを使い始めてからそろそろ3年が経つが、電動昇降デスクの本来の狙いである「立ち作業を挟むことで運動不足や眠気を解消する」といったところは今や全く発揮されておらず、もっぱら愛用中のチェアであるストレスレストーキョーの上でくつろいだり体制を変えたりする時の微調整や、最近転居を機にアイランド型にしたデスクの向こう側にある物を下から手を伸ばして取りたい時に上げたりと、なんというか怠惰な活用法に落ち着いてしまっている。

ただ最近、YouTubeやPodcastでよく話を聴いているAli Abdaal氏の少し前の環境紹介動画で、電動昇降デスクにウォーキングマシンを組み合わせると忙しい生活の中でZoomコール中に運動したりといった仕組みを取り入れる事ができて良いという事を紹介していたのを見て、この組み合わせが気になっていた。

ちょうど湘南エリアから北海道の札幌に引っ越したばかりで、今まで江ノ島付近の散歩が日課だったのが冬季は積雪に阻まれて歩数の激減が目に見えていたので、ウォーキングマシンを作業環境に組み込んで屋内かつ他の事柄と並行して実施できるのなら対策になるだろうという目論見も今回の購入の大きな理由だったりする。

動画内で紹介されているのはWalkingPad C2というモデルで、手すりのないフラットな形で2つ折りにしてコンパクトにしまっておけるのが特徴なのだけれども、今回AmazonブラックフライデーのセールイベントでWalkingPadシリーズ全体が安くなっていて、別モデルのWalkingPad P1という製品が59,800円→35,800円、そこにポイント還元を入れて約3.3万円で買えるという条件だったので購入に踏み切ってみた。

WalkingPad P1はWalkingPad C2と違って本体にディスプレイが搭載されていないので歩いている速度・距離・消費カロリーなどが表示できないのだけども、電動昇降デスクの下で使うのであればどうせ本体の画面は見ないだろうし、専用のスマホアプリをデスクにマウントしたiPadで使う予定なので、画面は無くて良さそうだ。それどころか画面の付いていないP1の方が外観のスタイリングがミニマルで好みなので、むしろ画面が無いのはプラス要因ですらありそうだ。愛着が持てそうな見た目をしている。

愛着というのは習慣を定着させるのに大事な要素だ。最近買った、見た目が好みすぎたスマホサイズの電子ペーパー「BOOX Palma」は積んでいたKindle本を消化する速度を劇的に改善してくれた。愛着のある江ノ島の近くに住んだ事で江ノ島や海まで歩いて出かける日課も出来たし、今の愛車を選んでいなければ今頃インドアを極めていて、関東から自走で九州や北海道に旅する事は一生無かったに違いないと思う。

身の回りを愛着の持てる道具で固めるのは大事な事だ。受験勉強や入試でお気に入りのシャーペンを使っていた頃の感覚を大人になっても忘れないでいたい(僕が慶應を受験した時はお気に入りのLAMYを使って合格したのだけど、同じモデルの色違いを反抗期の弟にプレゼントしたら、見事に起爆剤になって一念発起して志望校全合格をかましてくれた)。

なんだか話が遠回りをしてしまったけども、今回のWalkingPad P1は結構思い入れ強めなお買い物で、日々の作業に運動を取り入れる事で一日の集中力の持続力を底上げして、新生活をより良くするための起爆剤になってほしいという想いがある。適度な運動が集中力を向上させるのはここ数年で明白に感じているので、効果的に使えれば元を取るのは容易だろう。

ひとつ懸念点があるとすれば、すべての作業が歩きながら出来る訳ではないという事だ。元の動画では原稿作業やZoomコール中、ゲーム中に使っているという事だったが、色々とレビューを漁ってみた限りPhotoshopの精密な作業などは当然ながら歩きながらは難しいようだ。

この辺りは個人差もありそうなので実際に試してみるほか無さそうだ。とりあえず、手始めにAli Abdaalに倣ってZoomコールの時間あたりから取り入れてみようと思っている。

電動昇降デスクを導入してみたは良いものの、イマイチ活用できていない難民にとってウォーキングマシンは意外な突破口になるかもしれない。

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